僕らの青春バイブル『週刊少年ジャンプ』熱血ファンの美容師たちが語る推しマンガとは?
夢を口に出して語る習慣少年ジャンプの登場人物たちに共感!
ーーそれでは、ここからはみなさんが好きなマンガの一押しポイントを語っていただこうと思うのですが、まずはDRAGON BALL好きの茂木さんからお願いします!
茂木:僕は主人公の孫悟空が好きです。悟空って純粋に「強くなりたい」っていう気持ちがとても強いキャラクターなんです。で、最終的に夢中になれる人が一番強くなるって言うのを体現した存在でもある。
ライバルでサイヤ人の王子であるベジータの方がエリートで格闘センスはあったんだけど、純粋に戦いを楽しんでいた悟空が下級戦士であるにもかかわらず、最終的には彼よりはるかに強くなるという描き方が好きです!
中村:悟空とベジータのライバル関係から互いに登り詰めていく感じは最高ですね。僕は悟空の息子の悟飯が好きなんですよ。最強の敵、セル編で悟空の力を超えるんですけど、悟飯は、怒りとかからパワーがみなぎるタイプではなくて、悲しさや優しい仲間が死んじゃったというときにすごい潜在能力を発揮して、それがお父さんの力を超えちゃうんです。
父である悟空はそれを見抜いていて、悟飯はラスボスのセルを倒すことができた。子が親を超えていく話に、僕も子どもながらにすごいな、って思ったのを覚えています。
ーー親子の絆や戦う姿勢、目的の違いをみていくと、より楽しく読めそうですね! SHIHOさんは、どうですか? 『鬼滅の刃』の魅力は?
SHIHO:ハマったポイントは、まず絵のかわいさです! 女性だと、少年マンガの絵が苦手っていう人もいると思うんです。それで、読むのに緊張しちゃって、話が入ってこないことが多いんですが『鬼滅の刃』は、登場人物の目がキラキラしていて、髪の毛の色もカラフルでかわいいんですよね。だから、頭の中でイメージしやすくて読んでいてもキャラがこういう人なんだっていう人柄がすごいよくわかります。寝ずに朝まで読むくらい夢中になりました。動画配信のサイトでアニメもやっていて、大人気ですよね。
あと、退治されるべき鬼たちにも、それぞれに悲しい背景があるんです。バトル漫画って、悪者はとことん悪に描かれることが多いと思うんですが、「鬼になりたくてなったわけじゃない」と思うと、退治されるたびに泣けてしまって。
ーー好きなシーンやキャラクターはいますか?
SHIHO:私は、鬼殺隊の中の最高位の剣士『柱』の一人、胡蝶しのぶさんになりたいです! しのぶさんが自分の命をなげうってでもみんなを守り、鬼を殺そうとするシーンで、すべて持って行かれましたね。
久保:僕もアニメは見ていて、めちゃめちゃ面白かったです。マンガをアニメ化するときにがっかりすることもあるけど、『鬼滅の刃』は躍動感があり、描写もきれい! 僕は連載の途中のものは続きが気になってしまってあえて読まないんですが、ちょっと前に完結したらしいので今度大人買いしてみようと思っています。
ーーそして、TAKUOさんは『ONE PIECE』が好きということですが、なぜ魅了されたのでしょう?
TAKUO:僕がワンピース好きな理由って、仲間がみんなそれぞれ夢を持っていて、その夢を口に出して実現させようとしているところなんです。僕も自分の夢を口に出して言うタイプなんですけど、そこにすごく共感しますね。
中村:夢がみんな壮大すぎるところもいいですよね。「海賊王」とか「世界一の剣豪」とか。
TAKUO:みんながそれぞれ船の中で違う役割を持っているんですよね。それを、みんながお互いに「あいつなら大丈夫」「あいつならやってくれる」と信頼して任せている。それってサロンでも活かせるのかなって。
ーー経営者やマネジメントをする立場だと、仕事に活かせるヒントもみえてくるのかもしれないですね。好きだったり感情移入したりするキャラクターっていますか?
TAKUO:やっぱり主人公のルフィですかね。あと、黒ひげも好きなんですけど、黒ひげの好きなセリフがあって。「人の夢は!!! 終わらなねェ!!!!」って言うセリフなんですけど、あそこは本当に痺れましたね! 人がなんていおうと、夢に向かって高みを目指すことの大切さを知ったというか。
中村:たしかに、黒ひげって敵キャラだし、そんなことを言うキャラじゃないと思っていたのに…っていう衝撃がありますよね。
>少年のころと大人になった現在、同じ作品でも異なった気づきを得ることができる