生粋の『スニーカーマニア美容師』4名が集合! 溢れるスニーカーへの熱意を有名美容師が語り尽くす!

★エントリーNO.4

スニーカーは彼女! NIKE一筋です! 50足以上所有する自称NIKEアンバサダーのスニーカー列伝-LOND/代表 石田吉信さん

 

 

-スーツケースと共に現れた石田さん。もしかして、その中には?

 

お気に入りのスニーカーを持ってきました。

 

 

-やっぱり(笑)! 石田さんにとって、スニーカーはどんな存在ですか?

 

彼女ですね。今日は、50足以上の彼女(スニーカー)から選ぶのに一苦労でした。例えるなら、バチェラーみたいな気持ちでしたね。持参したスニーカーは、薔薇をもらった子たちということです。AKBで例えると、神セブンですね。

 

-爆笑! それにしても50足はすごいですね。全部履いているんですか?

 

もちろんです、彼女ですから。一カ月でローテーションできなくて申し訳ないと思っています。最近は強烈に惹かれるスニーカーしか購入しません。取材の前日もショップに足を運んだのですが、「え、これ以上増やすの?」って彼女たちに止められた気がしたので、買いませんでした。

 

-訴えてくるわけですね(笑)。特にどこのメーカーが好きですか?

 

僕はNIKEのアンバサダーだと思っているので、それ以外は履きません。昨年のドリームプラスでは、共に出場した代表の長岡宏晃と吉田牧人とエアフォース1で揃えました。いいスニーカーは下からエネルギーが湧いてくるんですよ。覇気が違うんです。武道館に向かうまでは、エネルギーの高いエアジョーダンのシカゴを履いていました。

 

 

QJナビDAILYでも密着していただいた台湾のATCヘアショーは、お気に入りの一足、NIKEとsacaiのコラボスニーカーで衣装と統一感を出しましたね。

 

 

-なぜ、NIKEオンリーなのですか

 

強いて言うなら『フィーリング』でしょうか。特別な理由なんてないんです。恋と一緒で、理由がある好きって本当の好きじゃないでしょ? 説明のいらないものじゃないですか。

 

-わかる気がします!

 

そうですよね?! あと、まじめな話をすると、NIKEは再生可能エネルギー100%目指しているようですが、LONDも同じ方針なんです。

 

-方針に共感できるのもポイント高いですね。大好きなスニーカーを、どうやって購入していますか?

 

スニーカーは、主に2つの販売の仕方があるのはご存じですか? スポットとインラインという方法があります。一般的に靴屋で置いてあるのはインライン、スポットは主に抽選での販売となります。ぼくはレアなスニーカーを手に入れるために、SNKRS(スニーカーズ)というアプリでスポットの情報をチェックしています。

 

 

-確かにスニーカー好きの美容師さんは「落選してショック』とSNSでつぶやいていますもんね。

 

はい。僕も、今朝落ちました…。実力で勝ち取りたいんですよね。お金を出せばプレミア商品を簡単に手に入れることはできますが、僕は正規の値段でしか手に入れませんね。そういった意味で、先日パリに行ったとき、スニーカーをめぐって思い出深い経験をしまして。

 

-パリで! 何があったんですか?

 

旅立つ前にVISAのクレジットを紛失し、もう一枚持っていたアメックスのカードを握りしめてパリへ向かったんです。そしたらヨーロッパはアメックスのカードが使えないお店ばかりで…。どうしてもゲットしたいスニーカーを見つけたものの、そのお店もアメックスが使えず途方に暮れまして…。

 

そしたら、店員さんが「もうすぐ閉店の時間だから、アメックスが使える近くの系列店まで一緒に行こう」と提案してくれたんです! 優しい店員さんとタクシーでその店へ向かって、無事に購入できました。それがエアマックス95です。

 

 

同行した代表の吉田もスニーカーが好きで、二人で巡って結局7足ほどスポットのスニーカーをゲットしました。記念に、NIKEのモチーフとなっているニケの彫刻をバックにエアジョーダン(写真左)を履いて、キモ撮りしてきました。

 

 

-すごい(笑)! なんだか吉田さんも、恋人みたいですね。

 

吉田はもはや、夫婦みたいな感じですね。ヘアショーでコンビを組むことも多いですし。この前、吉田にスニーカーをプレゼントしたんですよ。NIKEとSupremeとコムデギャルソンのトリプルコラボのエアフォース1。とても喜んでくれました。

 

 

-仲良しですね。ちなみに50足以上ものスニーカーをどのように収納しているんですか?

 

本や映画など僕の好きなものだけがある「精神と時の部屋」があるのですが、その部屋に専用のプラスチックケースに入れて飾っています。

 

-メンテナンスにもこだわりがありそうですね。

 

スニーカー専用のクリーナー『ジェイソンマーク』でごしごし洗った後、『crep(防水スプレー)』を2周かけます。crepはスキンケアで例えると化粧水みたいなもの。最強防水スプレーと呼び声高いcrepをしておくことで、良い状態を保てます。

 

石田さんのスニーカーはどれもピカピカ!

 

-なるほど! コーディネートはどうやって決めていますか?

 

天気を見て、雨が降らないかをチェック。その後、仕事のスケジュールを確認し、TPOに合わせてセレクトしています。外食の予定がある場合、安全性が高いか否かを想定しますね。お酒をこぼしてしまうかもしれないので…。あとは、気温でファッションが決まってくるので、色のバランスをみます。

 

-大切に履いているんですね。ちなみに、女性美容師におすすめのスニーカーはありますか?

 

バッシュのような、ゴツめのやつが可愛いかな。エアジョーダン11のコンコルドとか。いまInstagramで #ス二女っていうハッシュタグが流行っているのですが、エアジョーダンシリーズが人気なんですよ。

 

-石田さん、スニーカーの話をしているとき目がキラキラしてますね。頭の中でスニーカーが占める割合ってどのくらいですか?

 

パーセンテージでは表せられないですよ。だって、何をしているときでも常に共にあるものなので。仕事でもプライベートでも。僕の一部ではなく、”共に”あるという感覚があるので、やっぱり彼女っすね、スニーカーは。

 

-まさに。ちなみに女性で好きなタイプは?

 

口が大きくて口角が上がっていて、丸顔で、目が離れていて…つまりは『カエル顔の人』です。リアルなのが好きなわけじゃないですよ! 一番好きなカエルがあって…コレです!

 

「まんが喫茶ゲラゲラ」のマスコットです!

 

-爆笑。スニーカーだと、いま最も気になる欲しい商品は?

 

エアフォース1のG-Dragonとのコラボです。やっぱり理由がない好きというか、直観でほしいなと思いました。50足も持っているとさすがに配色が似ているスニーカーもあるので、被ってしまうのは避けますね。

 

最近買えなくて悔しかったのは、トラヴィス・スコットコラボのエアジョーダン1。4軒並んだけど、全滅しました。

 

 

所有しているトラヴィス・スコット33(写真上)は所有しているのですが、どうしてもトラヴィス・スコットコラボのエアジョーダン1のモカカラーが欲しくて。絶妙なカラーで惚れぼれしていただけに、買えなかったあとは、すごい惨敗感でした…。この一足だけはプレ値で買うか少し迷います。

 

これからも変わらず、自称NIKEアンバサダーとして彼女たちと共に、仕事もスニーカーコレクターとしても全力で走り続けます!

 

<プロフィール>

 

Lond

代表取締役/石田 吉信(いしだよしのぶ)

1985年東京都生まれ。日本美容専門学校卒業。専門学校の同級生だった6名で、2013年に株式会社Londを設立。“従業員第一主義”を貫き、創業以来5年辞めた従業員はゼロ。現在は、都内は銀座エリアを中心に国内18店舗、海外はインドネシアのジャカルタに2店舗、台湾1店舗を展開。美容業界にCSRを根付かせるために多岐にわたり活動している。

@londgroupishida

 

(取材・文 QJナビDAILY編集部)

 

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