ランニング×美容師の相乗効果とは!? 人気美容師たちが語る、「走ること」の魅力
健康増進に効果があると言われる、ジョギングやランニング。心肺機能や脚力などの健康面だけでなく、メンタルにも良い影響があるそうです。なかなか習慣化するハードルの高いイメージがありますが、最近「走る美容師さん」が増えているんだとか。
さらに、走ることに魅了された美容師さんの中には、フルマラソンやトレイルランといった競技にまで挑戦されている方もいるそう。走ることで得られるメリットには「健康」以外の秘密が隠されているのかもしれません。
今回は、ランニング・ジョギングを趣味とされている方から、フルマラソン・トレイルランなどハードなチャレンジをしている方まで「走る美容師」のみなさんに、「走る」ことの魅力や、美容師の仕事にどんな影響があるのかをお伺いしました。
フルマラソン:42.195kmのコースで行うマラソン
トレイルラン:林道、砂利道、登山道などの未舗装路を走るランニング
<目次>
>一日の元気はここから! 走ることで自分と向き合う、朝ラン美容師のHank. 堀江昌樹さん
>走る習慣が自信やチャレンジ精神に繋がった。今ではフルマラソン美容師に!BEAUTRIUM 神戸 達冨祐太さん
>100mileの道のりで鍛えられたメンタル! 走りも美容師業も積みあげた努力は裏切らない。トレラン美容師のBroccoli playhair 藤川英樹さん
>トレイルラン=人生!? 大自然を走って自分をアップデートし続ける、トレラン美容師のROOTS 加藤孝子さん
一日の元気はここから! 走ることで自分と向き合う、朝ラン美容師のHank. 堀江昌樹さん
―あなたが、走り始めたきっかけを教えてください。
高校卒業までサッカーをやっていたのもあり、もともと走ることは好きでしたが、27歳くらいから体調管理のために走り始めました。肩こりや疲れやすさなど体の不調を感じたり、外食が多くて太ってきたりしたのがきっかけですね。それから15年間、ほぼ毎朝走っています。そのおかげで、好きなものを食べたり飲んだりしていても体重は変わらず、筋肉がつくようになりました。
―普段、どのように走っていますか?
週5かほぼ毎日のペースで、一日20〜40分走っています。距離は3〜6kmくらい。なかなか時間の取れない日もありますが、朝は必ず外に出て、短い時間でも走るのがルーティンです。
―あなたが「なぜ走るのか」について、教えてください。
良い仕事をするためですね。走りながら自分と向き合う時間を作ることで、今悩んでいることの改善策を考えたり、やらないといけないことを整理したりしています。例えば、一日のタスクや撮影・セミナー・出店の準備など…走っているときに頭に浮かぶことが、そのとき一番考えないとダメな課題だったりするので、やるべきことの優先順位がはっきりしますね。自分の軸をぶらさず、柔軟に思考することができます。
―「走ること」が、美容師の仕事にどのような影響を与えていますか?
朝一からトップギアで仕事に臨めます。走ることで、スイッチが入るのでテンションが上がり、打ち合わせで良いプレゼンができたり、撮影やサロンワークでもいいデザインが作れたりしますね。体力もつくので夜まで疲れないようになりました。肩こりでマッサージに行くことがあったのですが、今はありませんね。
また、走り始める以前は今と比べてよくイライラしていましたが、集中力が切れにくくなり、安定したメンタルで仕事に挑めるようになりました。あと、外を走っていると、四季を感じることができるので、感性のレベルもアップすると思います。
―「走ること」に興味のある美容師のみなさんに、アドバイスをお願いします!
続けるのが難しそうだと思うかもしれませんが、習慣にさえしてしまえば、生活の一部になりますよ。「インキュベートの法則(21日間の法則)」というものがあり、どんなことでも3週間やってみると継続できるようになると言われています。頑張りすぎず、まずは楽しみながら、やってみてください。
Hank.
代表/堀江 昌樹(ほりえ まさき)
1981年生まれ。滋賀県出身。ル・トーア東亜美容専門学校を卒業後、apishに入社。2017年、「JENO」代表に就任。2023年12月に独立し、2024年春、「Hank.」をオープン。ナチュラルからクリエイティブまで、幅のあるデザインに定評がある。2020年から2024年まで、カミカリスマ2つ星を獲得。JHA、THAなど有名コンテストでの受賞歴多数。2022年4月からは、自身のカットオンラインサロン「ホーリーのオシャレカット塾!」をスタート。
Instagram:@horie_hank
>初めはボロボロだったけど…。BEAUTRIUMの達冨さんが語る、挑戦を続ける理由とは?