美容師は若いうちに海外へ行くべき―旅行好き美容師MINX八木花子さんがおすすめする、サロンワークに活きる海外旅行とは

 

家にいながらにして、世界中の情報が入る今。時間もお金もないし、海外を旅する必要はないと思っていませんか? しかし、海外旅行フリークのMINX八木花子(やぎはなこ)さんは「若手美容師こそ海外旅行へ行ってほしい!」と語ります。

 

そこで今回は、なぜ若手美容師に旅が必要なのか、どんなメリットがあるのかを八木さんにうかがいました。さらに記事後半では美容学生、アシスタント、若手スタイリストそれぞれにおすすめの旅先をご紹介します! 

 


 

旅に休暇は必要ない? 旅での経験はサロンワークで役立つことが多い

 

 

多くの人が「休みがないから海外旅行できない」と考えていますが、それは思い込みです。私も以前はまとまった休暇を取って海外を旅していましたが、ある時期からわざわざ休みを取らなくても行けることに気づきました。先日もゴールデンウィーク明けの火曜日と水曜日の2連休に韓国へ行きましたし、次は火曜日から木曜日までの3日間でタイに行く予定です。2連休あれば、機内泊や深夜・早朝便を利用することで、シンガポールぐらいまでは1泊で行けちゃいますよ(笑)。

 

写真左)韓国の人気のフォトスポットになっているLINEフレンズのフラッグシップストア。写真右)よもぎ蒸しと韓国式の銭湯「チムジルバン」。

 

私が海外を旅行するのは、もちろんリフレッシュも目的ではありますが、さまざまな情報をインプットし、知識をアップデートするため。例えばソウルはトレンドのメイクやファッションなどをチェックしますし、タイではお気に入りのスパでリラックスしながらも「足音をたてないように歩いているのね」など、サロンワークに活きそうな接客サービスを学んだりしています。遊んでいるように見えて、実はいろんな情報を収集しているんです。

 

それらの経験はお客さまとのコミュニケーションでも役立つことが多いんです。単純に話題にできるだけでなく、「来月からシンガポールに出張に行く」とおっしゃる方がいれば、即座に「シンガポールは湿気が多いから、まとめ髪にすることが多くなりそうですね。それならこうカットしましょう」と応えられたり、ハワイだったら「紫外線が強いし海にも入るだろうから、褪色を防ぐようにカラーは濃いめに入れましょう」と提案できたり。気候は行かなくても情報としては知ることができますが、現地の空気を実際に体験しているからこその情報は意外と重要なんです。

 

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