美容師が絶対に捨てるべきモノ3選! ミニマリスト美容師4名に聞いた、自分らしい働き方が見つかる「断捨離」のすゝめ
断捨離は、時間もお金もないアシスタント時代を生き抜く術 。自己管理がしやすくなってQOLもアップ!-ミニマリスト歴2年半:OCEAN TOKYO SENDAI 向山拓海さん
OCEAN TOKYO SENDAI
アシスタント/向山 拓海(むかいやま たくみ)
1997年生まれ。北海道出身。山野美容専門学校卒業。元公務員。都内美容室を経て、OCEAN TOKYOに入社。「あそび」のあるスタイルと親しみやすい人柄が武器。
Instagram:@ocean_mukaiyama
―ミニマリストになったきっかけは?
これといったきっかけがあったわけではないのですが、もともと断捨離癖があったのと、自己管理が趣味なので その一環で少しずつものを減らしていきました。ものを減らせば減らすほど自己管理がしやすく、テンション、モチベーション、体調のコントロールができるようになりました。
―美容師が捨てるべきモノ1:さまざまな種類の仕事用の服
何セットか同じ服を用意し、毎日同じ服を着ることで、服を選ぶ手間が省けて管理しやすくなり、総合的にパフォーマンスアップに繋がると考えます。たくさん服を持っていると、その中でお気に入りの組み合わせとそうでもない組み合わせができてしまいますよね。ですが、同じ服だけ持っていれば、毎日お気に入りの格好ができ、モチベーションもアップしますよ。
―美容師が捨てるべきモノ2:テレビ
テレビがあると、なんとなく見てしまい時間を取られてしまいます。テレビを捨ててから、無駄な時間が減りました。また、結果的に部屋を広く使うことができるようになり、掃除も楽になりました。
―美容師が捨てるべきモノ3:固定概念
断捨離やミニマリズムは「何かを捨てる」ことが大事なのではないと思っています。僕の場合、無駄を省こうとした結果、捨てるという判断になっているんです。「断捨離=捨てる」と決めつけてしまう前に、本質を考えてから、行動に移してみることが大事だと考えます。
ちなみに、多くの人は毎日違うものを食べると思うのですが、僕は必要な栄養素を重視した食事を徹底しています。朝と夜はバナナとプロテイン、昼は休日にまとめて作った同じ内容のお弁当。単純に好きなものやそのときに食べたいものを食べるのではなく、摂るべき栄養素を過不足なく得られるメニューにすることで、体調のコントロールがしやすくなり、無駄な出費も防ぐことができるからです。例えば「むくみ」が気になるときは、いつもの食事にカリウムをプラスする…といった風に。食生活をコントロールできるようになったことで、見た目も変化し、仕事中ふと鏡を見たとき気持ちが上がり、仕事に対しても前向きになれます!
―ミニマリストになったことで、美容師業にどのような影響がありましたか?
体調面、メンタル面、ともにコントロールしやすくなったことで、結果的にQOLが上がったように思います。また、無駄な出費や時間の浪費も抑えられるようになったので、ものを捨てることは、時間もお金もないアシスタント時代をうまく生き抜く術だと思います。
―断捨離したいけどなかなか挑戦できない美容師さんに向けて、アドバイスをお願いします!
断捨離は、本質を捉えることを意識しておこなうともっとやりやすくなると思います。ちなみに、僕が断捨離するときに意識していることは、「また必要になったときに購入できるかどうか」です。本当に必要になったら、そのときにもう一度購入すればいいんです。
また、大袈裟かもしれないですが、自分はなんのために家賃を払っているのかを軸にして考えるのも良いと思います。大量の着ない服や使わないものを保管するために家賃を払っているのか? 違いますよね、自分が安らげる場所を確保するためですよね。こうして、本質を考えて断捨離することで、常識にとらわれることなく、本当に必要なものは何か判断する力がつくと思います。
<まとめ>
ものを手放すことで、心や時間にゆとりが生まれ、自分にとって本当に必要なものがみえてくるようですね。また、空いた時間をスキルアップにあてたり、新たにチャレンジができたりと、仕事面でのメリットもたくさんありましたね! 何から捨てればいいか迷っていた方も、まずは身近なものを「1つ」捨ててみることから始めるのはいかがでしょうか?
(取材・文/QJナビDAILY編集部)
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