美容師が絶対に捨てるべきモノ3選! ミニマリスト美容師4名に聞いた、自分らしい働き方が見つかる「断捨離」のすゝめ
ヘアケア用品やコスメ、洋服、雑誌など、美容師という職業柄、何かと「もの」が増えがちですよね。ものが多くて整理整頓ができず、困っている美容師さんは多いのではないでしょうか? 昨今「ミニマリズム」といった概念が一般的に定着してきていますが、実際に美容師さんの中でもミニマリストを目指している方が増えてきているとの噂が…!
そこで今回は、ミニマリスト美容師さんから、ものが溢れかえって困っている美容師さんに向け、「美容師が絶対に捨てるべきモノ3選」をお伺いしました。
<目次>
>心と時間に余裕が生まれ、学びたい欲が向上! 美容師のスキルを磨くべくオンラインサロンで勉強する時間も-ミニマリスト歴3年:ZA/ZA平山彩乃さん
>断捨離で情報の取捨選択の精度がアップ! 映像の勉強に一点集中し、現在の活動にも繋がった! -ミニマリスト歴3年:佐藤陣さん
>仕事に集中しようと一念発起で断捨離! フットワークが軽くなり、仕事でも新たなチャレンジができるようになった-ミニマリスト歴10年以上:EMANON黒崎勝巳さん
>断捨離は、時間もお金もないアシスタント時代を生き抜く術 。自己管理がしやすくなってQOLもアップ!-ミニマリスト歴2年半:OCEAN TOKYO SENDAI 向山拓海さん
心と時間に余裕が生まれ、学びたい欲が向上! 美容師のスキルを磨くべくオンラインサロンで勉強する時間も-ミニマリスト歴3年:ZA/ZA平山彩乃さん
ZA/ZA神楽坂店
プレミアムスタイリスト/平山彩乃(ひらやま あやの)
1984年生まれ。埼玉出身。2004年日本美容専門学校卒業。ZA/ZA入社。手入れが楽で長持ちするショートやボブを得意とし、リピート率も高い。「乾かすだけでキマる」 大人のオーダーメイドヘアを提案している。また、お客さまに寄り添った丁寧なカウンセリングに定評がある。
Instagram:@zaza_ayano_hirayama
―モノを捨てるようになったきっかけは?
きっかけは子どもを出産したことです。仕事と育児の両立にあたり、出産前よりも圧倒的に時間や労力が足りなくなって、ものを管理できていないことを痛感。毎日を少しでも快適に過ごしたいと思い、「ものを減らそう!」と決意しました。昔からものに対する思い入れが強く、捨てることが苦手だったこともあり、もともと断捨離には興味がありました。
―美容師が捨てるべきモノを3つ教えてください!
美容師が捨てるべきモノ1:少しでも劣化した洋服
美容師は職業柄、洋服が汚れたり、傷んだりすることはよくありますが、お客さまの前に立つという意識のもと、少しでも汚れてしまった洋服は潔く捨てるようにしています。洋服の数が減ったことで、服を汚さないようにするために美しい姿勢を意識するなど、よりものを大切にする気持ちが生まれました。また、意識的に洗濯に強い、質の良いものを選ぶようになりました!
美容師が捨てるべきモノ2:過去のメイク用品
プライベート用、撮影用、コンテスト用など、美容師はメイク用品も抱えがちだと思います。ですが、メイク用品はやはり人に使うもの。衛生面を考えて、しっかり見つめ直すことは大切です。整理してみると本当に必要なものは限られていて、ほとんど手元からなくなったことに驚くと思います。自分は使わないけれど、まだ使えるものは後輩に譲ったりするのがおすすめです。
美容師が捨てるべきモノ3:雑誌や資料
感銘を受けた雑誌、技術や接客術が書かれた仕事に関する資料など、私もなかなか処分できず溢れかえっていました。さまざまな想いがありましたが、それを見極め手放すことで、新しいものを受け入れる余裕が生まれました。それ以来は、過去や固定概念にとらわれず、できる限り新しいものに触れていたいと感じています。
―ものを捨てたことで、美容師業にどのような影響がありましたか?
とにかくものが多すぎることにストレスを感じていたので、心と時間に余裕が生まれました。その結果、「自分の弱点と向き合いたい」「学びたい!」という前向きな気持ちが湧いてくるように。今では、少しでもスキルアップするためオンラインサロンに入り、日々お客さまの心に寄り添ったカウンセリングや施術ができるよう技術向上に励んでいます。
また、余裕が生まれたことによって、限られた時間の中で「後輩との会話を大切にしたい!」とより意識できたり、子どもにもゆとりをもって接する大切さを感じたりしています。さらに、ものを減らして生活の導線が整ったので、毎日のルーティーンや料理の時短にも繋がりました。
―断捨離したいけどなかなか挑戦できない美容師さんに向けて、アドバイスをお願いします!
私の場合はどこから手をつけて良いかわからず、断捨離したいと思いながらもなかなか始められない状態でした。 効果的だったのは、「とりあえず BOX」です。悩むものを一旦段ボールに入れ、それを物置に放置し、数カ月経ってもそこから取り出さないものは「不要なもの」とみなす。 捨てるか判断しなくて良いので進めやすいです。
あとは、引き出し1つからやってみるとか、お財布の整理など、ハードルの低いところから始めるのもおすすめです!
>美容師と映像クリエーターを両立する佐藤陣さんにとって、「美容師が絶対に捨てるべきもの3選」とは?