「五月病」を回避せよ! 人気美容師4人に聞く「落ち込まないためのストレス解消法」
人生の主人公は自分! 頭を整理してから前を向く-ALBUM 伊藤佑記さん
僕が落ち込むのは、仕事やプライベートでやるべきことを溜めすぎたとき。例えば、インスタ投稿やスタッフのタスク管理など、期限間近な業務が残っていると、宿題が終わっていない夏休み最終日のように焦ってしまいます。
そんなときにやるのは、まず頭を整理すること。僕は頭の中がぐちゃぐちゃになりやすいのですが、最近は犬と走りながら整理しています。ほかにも後輩に伝えるなど言葉にすることで、頭を整理すると同時に、ストレスを発散することもあります。
ほかにも、「お客さまをもっとかわいくできたのではないか? もっと喜ばせることができたのではないか?」と落ち込むことがあります。そんなときは、無心で練習します。特に自分の営業中の反省点を思い出しながら練習に没頭すると、自分のイケてなかった部分が見えてきて、頭がフラットになるんです。ダメなところだけでなく、それをどうしたら次に活かせるかも見えてきます。練習はモヤモヤのデトックスであり、自身が1段階進化するきっかけにもなります。
また、悩んだときは仲のいい他サロンの美容師に聞きに行くようにもしています。悩みだけでなく、わからないことがあれば、美容師の友人全員に共有。誰かしらが答えを持っていたりするので。
そして、気持ちを立て直して前を向くためのパワーは、漫画やアニメにもらっています。漫画やアニメを見ていると「自分が主人公なんだよ」と思えるんですよね(笑)。
自分が輝いていなければ、お客さまを輝かせることはできない
落ち込むときは落ち込むし、そういう人のほうが、お客さまの気持ちもわかるのかなと思います。だけど、すぐに切り替えることが大事!
美容師はお客さまをきれいにするのが当たり前の仕事です。また、あなたを信じてきてくださるお客さまは、「この人に切ってもらえているから、大丈夫! かわいい!」と思いたくてきているはず。お客さまは、毎日自信を持って過ごしてもらうだけでも、もっときれいになれると思うんです。
しかし、自分自身が成長し、ポジティブに前を向けていない人に、お客さまを前に向かせたり、自信を持っていただくことはできません。自分が輝かないとお客さまも輝かせられないんです。
人生は一回きりで、限られた時間しかありません。下を向いている時間はないんです。自分を信じてきてくださるお客さまのためにも、前を向きましょう!
<プロフィール>
ALBUM GINZA
店長・トップスタイリスト/伊藤佑記(いとう ゆうき)
小出美容専門学校卒業後、大阪のサロンに就職。指名数・リピート率・紹介数などでNo.1を獲得し、サロンのグループ内で売上No.1に。その後「1,000万円の売上を誇る美容師になる」という信念のもと、SNSの強化が必要と考え、2019年1月にALBUM入社。お客さまはもちろん、スタッフからの人望も熱く、ALBUM GINZAの店長に抜擢される。SNSは半年間でフォロワー増加率128%を達成し、約5,000人のファンを増やした。最近の投稿作品にはオリジナルの#タグを作成し、自身の作品のブランディングにも努めている。
Instagram:@yu_kihair
>最初は真似でもOK! 今日からはじめられる落ち込まない方法とは?