【初めてのフェムケア】Feminine(女性の)+Care=Femcare。学校では教えてくれない、みんな気になるフェムケア入門編
【STEP.4】どうして生理用ナプキンは白いの?
そんなこと、考えたことありましたか?
答えは日本の法律で白と決められているから。そのため、ドラッグストアなどで販売されている一般的なナプキンやタンポンは塩素系漂白剤で漂白されているものも多く見られるため、デリケートなお肌への影響も気になります。
問題は、原材料や漂白方法についての表記義務がないこと。
一体生理用品は、どんな素材で作られているのでしょうか。
コットン100%と謳っている場合でも、それは1番上の表面材だけであって、その下には吸水ポリマーが使われています。これは経血を吸収しゼリー状に固まると冷たくなるため、体も冷やしてしまい、生理痛の原因になると考えられています。長時間でも漏れない、ムレないという利便性と同時に、体への影響について、今一度考えてみる必要があるかもしれません。
また、タンポンの長時間使用や不衛生な使用で、トキシック症候群を引き起こすことも。
トキシック症候群とは、黄色ブドウ球菌という毒素が発生する急性疾患のことで、発熱、倦怠感、嘔吐などの症状から、最悪の場合死亡に至るケースも。実際に片足を切断しているモデルさんもいるそうです。
美容師という職業柄なかなかトイレに行けない、なんてもう言っていられません! 我慢せずに、こまめに取り変えて清潔に保つことが大切です!
ちなみに、一般的なナプキンの吸収体ポリマーは石油由来、防漏材はポリエステルやポリエチレンなどの化学繊維から作られていて、ナプキン1枚あたりレジ袋4枚分のプラスチックを使っていると言われています。平均的に、一生で40年間生理が来て、ひと月20枚ナプキンを使ったとすると、生涯消費するナプキンは約12,000個、つまり5万枚近くのレジ袋分のプラスチックを捨てている計算になります。
生理の問題は、環境問題とも密接。オーガニックナプキンや布ナプキン、吸水ショーツなど、取り入れやすそうなアイテムから是非トライして、体にも環境にも優しい選択をしていきましょう!
【STEP.5】フェムケアビギナーさんにおすすめのアイテム
ハワイ産のタマヌオイルをキー成分としたフェムケアブランド。タマヌオイルは現地で皮膚トラブルの万能薬と伝承されるほど、抗炎症作用・抗酸化力・保湿力に優れています。さらにボタニカルオイルをブレンドすることで、大切なデリケートゾーンを安全に優しく守りながら潤いを与えます。
「オイルで洗う」デリケートゾーンケア。月一回の辛い時期、多くの人が抱える、冷え・ニオイ・かゆみの3つの悩みに着目。植物のちからを結集させ、気になるニオイを払拭しながら優しく洗浄。汚れを落としながら、潤いを残す保湿感にこだわったデリケートゾーンクレンジングオイル。
new + be(新しいあり方)をコンセプトに誕生した、体と環境に優しい衛生用品ブランド。日本で初めてバンブー(竹)を採用した、使い捨てパンティライナー。デリケートゾーンに直接触れるトップシートには竹の繊維、吸収帯には木製パルプを使い、通気性・抗菌性に優れたサラッとした肌触りを実現。かゆみ・かぶれ・ムレ・ニオイを軽減します。製品全体を通して環境に配慮し、97%土にかえる生分解性の素材を採用。
【まとめ】フェムケアを通じて、もっとHAPPYな世界に!!
“フェムケア”に対して、日本ではまだ少しネガティブなイメージをお持ちの方も多いのかなと思います。正直、始めるまでは私もそうでした。気になることがあっても、誰に聞いたら良いのか分からないし、ケアの仕方も手探りで、、、でもいざ始めてみたらとても快適! それまでの恥ずかしさはどこかへ行ってしまいました(笑)。
フェムケアを通して、自分を大切にすることの大切さを知れた気がします。それと同時に、自分が無知だったということにも気付かされました。
自分のことを大切に思えるからこそ、パートナーや家族、周りの人を、自分以上に大切に思えるようになる。そしてその輪が広がっていくことを願って、これからも伝えていきたいと思います。
フェムケアを上手く取り入れることで、もっと自分とうまく付き合えるようになれる!フェムケアが見せてくれる世界はとっても明るく、HAPPYなものだと信じています。
(取材・文/水戸怜子)
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