朝から体を追い込み、夜はキックボクシング…!一番つらい道こそ一番の成功の近道 -美容師×格闘家 河神 誠一郎の習慣 前編-
極限状態を経験した格闘家は美容師でも成功する?
繰り返しになっちゃいますけれど、一番つらい道を進むことが一番の成功の近道だと思っているんですよ。うまくいっていない時を思い返すと、全然つらいことをしていないんですよね。だから、いつも自分で葛藤しながら、モチベーションを探しています。
以前は、格闘技の大会に出ることがモチベーションだったりしたんですが、僕は今フリーランス美容師として、一人で働いているから、リスクをおえないなと。万が一怪我をしたら代わりやサポートしてくれる人はいないですからね。もしアシスタントを雇ったら、今度は経営者としての責任も生まれますしね。それなのに格闘技の大会に出場するのは、美容師としても、経営者としてもプロじゃないなと。だから、今は美容に没頭したいと思っています。
ただ、格闘技自体を否定する気は全くありません。正直に言って、格闘技を本気でやったことがある人からすれば、美容師の仕事は怪我や命の危険がないし、ノーストレスです。身体も精神も極限状態を体験しているからこそ、美容師の大変さも楽勝で乗り越えていける。実際、格闘技経験者の美容師さんには成功している人が多いんじゃないでしょうか。
全ての人に勧められるものじゃないですけれど、格闘技の経験はきっと美容師にも活きると思います。興味がある人は、ジムを覗いてみてください。
プロフィール
GO TODAY 銀座Arc店
河神 誠一郎(かわかみ せいいちろう)
北海道出身。山野美容専門学校卒業。新卒で多数のカリスマ美容師を生み出した伝説のサロン「HAIR DIMENSION」に入社。スタイリストデビュー後、都内1店舗を経て、ALBUM SHIBUYA、ALBUM SHINJUKUでプレイヤーとして売上を伸ばす。Instagramは開始から2年でフォロワー10万人突破。NOBU氏らとともにALBUM SHINJUKUを超人気店に育て上げる。2019年より恵比寿LATTEに移籍し、プロデューサーとしてサロンを牽引。2021年美容師×キックボクサーとしてBREAKING DOWN参戦。現在はフリーランスに転向し、次の展開を構想している。
Instagram:seiichirookawakami
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)
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