欲望・甘え・雑念を捨てろ! 成功を掴むためには代償が必要だと思う -gite 浜口ユウイチの習慣 前編-
美容師はレールがない人生だから先が見えなくて当然だ
美容学生から美容師になる過程で、ルーティンを変えたほうがいいと僕は思っています。僕の場合は、朝はしっかりと熱いシャワーを浴びて出社し、サロンでスタイリングして、一気に血糖値を上げるために甘い菓子パンとかを食べて、エナジードリンクを飲んで、大音量の音楽のかかった店内で勢いよく朝礼して営業をスタートしています。プロなら、朝イチのお客さまを触る3時間以上前には絶対に起きたほうがいいです。
美容学生は用事に間に合うギリギリの時間に起きて、いつも着ているような服を着て、ダラダラっと1日が始まるパターンが多かったりしますよね。そのまま美容師になっちゃダメなんですよ。
そもそも美容師って、「人と違うことをしたい」「大学を出てスーツを着る仕事はしたくない」「レールが敷かれた人生は嫌だ」と思っている人が就く職業じゃないですか。なのにプロとしての覚悟がなさすぎる人が多い気がします。人と違う生き方をしたいなら、覚悟が必要なんです。
そのわりに、いざ美容師になると、人マネばかりで当たり障りのない美容師に仕上がってしまう。せっかくレールがないところに飛び込んだのに、「先が見えないです」と言ってやめる人もいる。レールがないんだから、先が見えなくて当然なのに。
好きで選んだ仕事なんだから、没頭したらいいと思います。ただ、好きなことで満足できる給料がもらえるまでは時間がかかります。だから努力や我慢は必要です。人と違う道を選んで、好きなことだけやってお金をもらえるわけじゃない。
高い山を登るためには、それなりの準備と時間と体力が必要だし、登山の邪魔になるから荷物を最小限にするじゃないですか。美容師として高い山を目指すなら、それと同じ考え方が大事だと思うんです。