地球上の悲劇や悲鳴はすべて自分ごと。サスティナブルな社会をつくるための習慣 -Lond 石田吉信の習慣 後編-

毎年30万人以上の来客があるLond groupだからできること

 

 

人間が一人でできることには限界があるけれど、大勢でやればインパクトを出せます。一つひとつのアクションは小さくてもいい。

 

たとえば、給水スポットを探すアプリ「mymizu」を使うことによってマイボトルを持参し、ペットボトルを減らすことや、Lond groupで取り組むシャンプーの量り売りによってプラスチックの容器を減らすことを、毎年30万人以上の来客があるLond group全体で取り組んだら、それはとても大きな力になります。

 

具体的には、お客さまに洗浄された何か空ボトルをご持参いただき、中身だけ販売する『量り売り』という選択肢を導入し、企画スタートから自社オリジナルシャンプー300mlのボトル換算で約1200本のボトル削減に成功しています。(23年2月時点)

 

 

表参道店の内装には、コーヒー豆のかすやコーヒーショップから出る使用済み紙カップなどの原料をリサイクルした「SOLIDO」という壁材を採用しました。

 

 

商品を陳列している棚の木材も、幹の部分ではなく、普通は使われないことが多い枝の部分を使用しています。一枚一枚、カタチが違うのはそのためです。捨てられるものも上手く使えば、既製品にはない魅力を引き出すこともできます。

 

 

オリジナルシャンプーの「Relance」シリーズはLondの女性美容師13人が、1年かけてサンプリングして美容師も満足できるヘアケアラインを作りましたが、イギリスのヴィーガン協会という権威のある団体があるため、その認証を取得しています。動物性原料をつかわず、動物実験をおこなわず、遺伝子組み換え原料も使わない、安全なものです。

 

最近は美容メーカーさんもSDGsをはじめとするサスティナブルな取り組みに積極的になってきており、監修やコンサルを依頼されることも増えてきました。美容室で使う商材が多くが自然とサスティナブルな製品である時代がそこまで来ているかもしれません。

 

 

>25万軒の美容室、50万人の美容師が力を合わせれば社会は変わる

 

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