地球上の悲劇や悲鳴はすべて自分ごと。サスティナブルな社会をつくるための習慣 -Lond 石田吉信の習慣 後編-
Lond groupの石田吉信さんといえば、サロンの創業者としてはもちろん、サスティナブル(持続可能)なライフスタイルを実践し、地球にやさしいサロンづくりにいち早く取り組んできたオピニオンリーダーとしても知られています。2つとない地球上に生きる人間として、共存・共生するためにできることは何かを考え、実践している石田さんの習慣を紹介します。インタビューは前編・後編の2回、今回は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください!
SDGsの達成は、すべての美容室経営者の責務
サスティナブル(持続可能)な社会を目指すための目標「SDGs」の取り組みが広がってきました。2017年くらいからロンドはCSR活動(corporate social responsibility/企業の社会的責任)として、街の清掃活動をスタートしています。
また昨年、僕はCSR検定1級にも合格しました。これを持っているのは上場企業のCSR担当者さんくらいのもので、まだ日本で36人しか取得してません。美容業界ではまだCSRという言葉もまだあまり浸透してない段階ですよね。
なぜ僕がサスティナブルな社会のためにアクションを起こし続けているかというと、経営者であり、社会のリーダーのひとりとしての責務だと考えているから。この地球という土台がなければ、すべての生物の営みが成り立ちません。
僕は、すべての出来事を自分ごとだと考えています。なぜなら、自分と直接つながりのある人をたどっていけば世界中の人とつながるから。たとえば日本の食料自給率を考えると国外からの供給がないと国が成り立ちません。
ということは、海外で食べものをつくっている人たちとも無関係ではない。もしも、食べものを作っている人たちのQOLが悲惨なものだとしたら、なんとかしてあげたいと思うのが当然ですよね。世界の貧困は、他人事じゃないんです。
地球環境についても同じで、気候変動や生態系の変化など世界で起こっていることは、日本人にも大いに関係があることなんですよ。「自分の力じゃ何もできないし、無理でしょ」では、10年後の地球が悲惨なことになります。
>毎年30万人以上の来客があるLond groupだからできること