休日は手がかかる愛車ゴルフⅡを走らせ、平日は髪とカメラのシャッターを切る -vacilando細井 豊の習慣 後編-
表参道のvacilandoは、飾り気のないハイセンスなデザインを提供するヘアサロンです。珍しい植物が繁り、大きな窓から日差しが入る居心地いいサロンに、確かな技術とセンスを持つスタイリストが集結しています。その代表を務めるのが細井豊さんです。今回はそんな細井さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回、本記事は後編です。ぜひ前編とあわせてご覧ください。
シンプルで味があり、手がかるものほど愛おしい
僕はアナログで手入れが必要なものに惹かれる性格なので、車もバイクも旧車に乗っています。愛車はゴルフⅡクロスカントリー。日本に100台しかないと噂される90年代のモデルです。バイクはベスパ。ただ最近は忙しくてゆっくりバイクに乗れないので、ときどきエンジンを錆び付かせないために火を入れるくらいの感じです。
古いものがなぜ好きなのかというと、構造がシンプルで仕組みがわかりやすいから。ゴルフの場合は、消耗品を交換したり、簡単な調整をしたり、できる部分は自分でやっています。
もちろん古い車なので専門店の定期的なメンテナンスが必要です。僕がお世話になっている工場は相模原市内にあるので、そこまでドライブすることもいい感じのリフレッシュになっていますね。車のメンテナンスをしてもらっている間に、近くの川辺を歩くのも好きな時間です。