カミカリスマ常連のMINX取締役が約20年以上、絵を描き続けている理由 -MINX歳嶋 建国の習慣 前編-

 

日本を代表するデザインサロンの一つMINXでディレクター&取締役として活躍している歳嶋 建国(としじま たけくに)さん。美容師として3年連続でカミカリスマに選ばれている実力派であり、絵画の個展を開くこともあるアーティスト気質の持ち主です。今回はそんな歳嶋さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回、まずは前編からどうぞ!

 


 

絵を描くことは、ヨガや瞑想に似ている

 

 

ほぼ毎日、絵を描くことが僕の習慣です。帰宅後、もしくは出勤前に、無心になって絵を描くことで、頭の中のイメージが目の前に表出するだけでなく、ヨガや瞑想のようなデトックスの効果があると感じています。

 

キャンバスには、自分の記憶や感情など、抽象的なイメージを落とし込むことが多いですし、何かのアウトラインを描くというよりも、色をのせる感覚に近いかもしれません。昔は油絵でしたが最近は、アクリルの絵の具を使っています。絵の質感をつくるために、砂や木材の破片など、いろんなものを使っていますね。

 

 

僕は学生時代ずっとバドミントンをしていました。高校、大学にもスポーツ推薦で入っています。だからアートや音楽にほとんど触れたことがなかったのです。そのため、美容の世界に興味を持ち、MINXに入ってからも美的感性がないことがコンプレックスでした。

 

一方で、子どものころからほとんど絵に触れてこなかったのに、美術の先生から絵を褒められたことがありまして。「ウサギを描きなさい」と言われて耳と目だけドアップの絵を描いたりして、ちょっと普通と違う視点も持っていたんですよ。

 

歳嶋さんの創作風景

 

>「心情」をイメージしながら色を重ねて抽象画をつくる

 

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