朝5時起きで心と体を整え、誰も見ていないところで「元気な自分」をつくる -LILI 三好 真二の習慣 前編-

誰も見ていないところで、いつも笑顔でいるための準備をしている

 

 

サロンワークをしていると、お客さまから「三好さんはなんでそんなにいつも元気なの?」と良く言われます。僕だって人間ですから、何もしなくてもいつも元気でいるわけじゃないんです。いつも元気でいるために朝から準備をしているんですよ。

 

例えば、朝散歩しながら笑顔で「いらっしゃいませ」と言う。早朝で誰もいないですから、笑顔で挨拶しながら歩いていても別にいいじゃないですか。

 

顔の体操もしています。顔の筋肉を動かさないと、自然な笑顔をつくれないものなんですよ。サロンワーク中に忙しくてイライラしてしまいそうなときは、トイレに行って鏡で自分の顔を見ます。そこでまた笑顔をつくる。表にいるときは元気で笑顔だけれど、見ていないところで準備をしているというわけなんです。

 

 

僕たちは接客業なので、技術だけあってもだめです。むしろ、お客さまの前で、いつも元気に笑顔でいることのほうが、技術より大切だし、難しいことかもしれない。気分屋の人のもとには、お客さまもスタッフも寄ってきませんから。

 

今それができていない人も、朝、顔の筋肉を動かしてみるとか、自分から元気に挨拶をしてみるとか、そういうところからやればいい。毎日少しずつ心がければいいんです。それが習慣化すればきっと、人に好かれる美容師になれると思います。

 

プロフィール
LILI代表

三好真二(みよし しんじ)

香川県生まれ。高津理容美容専門学校卒業後、1店舗を経て上京。1996年SABFA卒業後、HEARTS入社。要職を経て2006年独立。原宿に「LILI」を設立。サロンワークのみならず一般誌、業界誌、全国のセミナーなどで活躍。確かな理論に基づく技術と、親しみやすい人柄で美容師からも支持されている。

 

(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)

 

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