美容師の習慣 誰にでもできる「あいさつ」こそが、仲間を増やす最強の習慣 -TOH 石原慎太郎さんの習慣 前編-
地域の方にあいさつまわりをしたら、紹介客が増えた
最近はLINEで簡単に連絡が取れてしまうからこそ、対面や手紙でのあいさつを重要視しています。年末の感謝のご挨拶も、あえて手紙にしているんですよ。膨大な量があるんですけれど、全て手書きです。そうすると既読スルーにはならないというか、お客さまがサロンにきたときに手紙のことを話してくれたりします。ちゃんと見てくれたのがわかってうれしいんですよね。
また、僕は独立してサロンを構えるにあたり、スタッフを連れて、地域の方たちにあいさつをしてまわりましたし、今も近所の方と出会うと「おはようございます!」「こんにちは!」とこちらから声をかけています。スタッフも同じです。そうしていると、「髪を切りにきてください」なんて一言も言っていないのに、お客さまになってくださった方もいます。しかも、そのお客さまが新しいお客さまを紹介してくださり、そのつながりがどんどん広がっています。
本当にただ、あいさつをするだけで、地域のみなさんとお知り合いになれるし、会話が増えてどんどん地域に親しみがわいてきますし、地域の一員として認められている感覚もあります。
あいさつをするのに理由はいらないし、やろうと思えば誰でもできることです。でも、意外と疎かにしている人がいるんじゃないかな? 自分からあいさつをしない人は、損をしていると思いますよ。
- プロフィール
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TOH 代表
石原慎太郎
1977年生まれ。福岡県出身。福岡美容専門学校卒業。HEARTS/Doubleに入社し22年間在籍。アートディレクターや店長などの要職を務める。業界誌、一般紙などのメディア露出も多数。2021年独立し、表参道にTOHをオープン。KAMICHARISMA 2022では2つ星を受賞。
(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)
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