Leica M10と旅に出て、自分にしか撮れない景色をあつめる -CHAUSSE-PIED EN LAITON 安齋由美さんの習慣 後編-
同じ景色を見ているはずなのに、人によって切り取り方が違うから面白い
友達と一緒にお気に入りのカメラで撮影をすることで、同じものを撮影するにしても人によって全く違う写真になる面白さも感じています。旅先で撮影するときは、Leica仲間とレンズを交換して撮影してみたりして楽しんでいますね。同じものを見ているはずなのに、視点も違うし、フィーチャーする場所も違うし、余白の取り方も違う。自分の味が出るんですよ。
Leicaで撮影した安斎さん作品
カメラにせよ、陶芸にせよ、同じことに興味がある仲間と同じ時間を過ごすことが増えてきて、より人生が楽しくなりました。ただ、この種の「楽しさ」はある程度は続けないと見えてこないものだと思います。
私は高校まで卓球を続けていて、小学校から12年連続で全国大会に出場していました。結局、全国1位になることはできなかったけれど、努力して全国大会に出場して結果を残すまでの道筋で、いくつも壁を乗り越えてきました。
簡単に越えられない壁を越えられたからこその喜びが大きくなるから、趣味でも習慣でも続けた先で得られる大きな感動が、きっとあるのだろうなと思っています。
プロフィール
CHAUSSE-PIED EN LAITON
代表/安齋 由美(あんざい ゆみ)
1983年生まれ。福島県出身。郡山ヘアメイクカレッジ卒業。都内有名店3店舗を経て、2015年東京・代官山に『CHAUSSE-PIED EN LAITON』を立ち上げる。品や質を大切に抜け感のあるデザインを得意とし、スタイリストとしてだけではなく、ヘアメイク・商品開発・ イベントディレクション等も手がける。目標は“感度”で日本一のサロンをつくりあげることと、美容業界のネガディブポイントの改善に役立つことのできる実力と影響力を持つこと。