あまりにも深い陶芸の沼にはまり、時間を忘れて没頭する -CHAUSSE-PIED EN LAITON 安齋由美さんの習慣 前編-

Instagramにアップした作品を「ネットショップに出さない?」と誘われる

 

 

初めて間もないころのほうが、今よりも「これいいじゃん!」と思える作品ができていました。自分でつくったお気に入りの2つをInstagramにアップしたら、知り合いから「ウチのネットショップに出さない?」と連絡をもらいまして。でも、この2つは奇跡的に上手くできただけで、同じものをつくる自信がないからお断りしました。

 

「一品ものとしてちょっといい値段つけることもできるよ」と言っていただいたのですが、陶芸が仕事になってしまうと「つくらなきゃ」という気持ちになってしまうから、それもちょっと嫌かなと…。せっかくの趣味なので、自由に楽しんでつくりたいんです。

 

 

最初の頃は、好奇心の赴くままでやるから、深く考えずに楽しくやれていました。最近はつくりたいイメージに技術が追いつかないこともあり、納得のいかない作品が増えてきたことが悩みです。

 

陶芸をする上でお手本にしているのは、池田優子さんという陶芸家です。池田さんの作品のようなものをつくりたいと思ってやっているのですが、そうは上手くいかないものですね。

 

少し知識をつけたことで陶芸の難しさを知ってしまうと、今度は自分の至らなさを感じてしまうというか…スランプではないけれど今は停滞期ですね。陶芸は奥深くて難しいんですけれど、その難しさを楽しさに変えられるときがきたら、今よりももっとはまっていくでしょうね。

 

歯痒い思いをすることも多いですが、有名な陶芸家さんですら100個つくっても納得いくものがひとつもなくて100個全部捨てることもあるくらいだから、そんなに簡単につくれるものではないんだろうなと思い、自分に言い聞かせています。

 

>夢中になって時間を忘れるほどの体験が人生を豊かにする

 

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