筋トレやサウナの苦しみは、パフォーマンスを上げるための必要経費 - LOREN 菅谷遼将さんの習慣 後編-
一般人が成功するためには「ドM」になることが大事かもしれない
最後に紹介したい習慣はサウナです。人間の体温は大体36度くらいですが、サウナに入ると何度か体温が上がります。その後、15度くらいの水風呂に入ると体温が34.5度くらいまで下がる。水風呂から上がるとまた自分の体の力で36度くらいまで戻すのですが、この時に頭の中に酸素が溜まるらしいんです。基本的に人間は酸素を頭の中に蓄積できないので、雲の上にいるようなフワフワした感覚になります。
この状態を巷ではサウナトランスと呼ぶそうです。だからサウナはめちゃくちゃ暑いのに、なぜか中毒性があるし、身体が平熱に戻ろうとする過程で自立神経が整えられてストレス発散にもつながるのだと思います。
自律神経のバランスを整えるために瞑想と筋トレ、サウナを始めたわけですが、どれも薬に頼らないけれど、科学的な根拠に基づいているものです。薬を必要としないから、自分で取り組んで、パフォーマンスを維持することができる。これって、世界を代表する企業の人たちもやっていることですし、きっと企業のリーダーにも取り組んでいる人が多いはずです。
瞑想は慣れるまで効果を感じられないし、筋トレは体に負荷をかけるわけですから、当然苦しいです。サウナもある程度の暑さに耐えないと効果が期待できない。だから習慣化するためには「ドM」になることが大事。特に僕はすごい人間じゃないから、自分に負荷を与えなくては、成功の道はないと考えています。これからもひたすら続けるのみですね。
- プロフィール
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LOREN
代表/菅谷遼将(すがやりょうすけ)
愛知県出身。名古屋市内のヘアサロン勤務を経て2015年に独立しLORENを立ち上げる。積極的なメディア戦略で、多方面に作品を発信し、顧客を獲得。LORENを名古屋エリアの中心的サロンにまで引き上げる。現在1店舗3フロアで展開。ホットペッパーアワードにおけるベストサロン常連。都内の美容室オーナーからも一目おかれる存在。2020年夏に名古屋エリアに新店オープン。
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