biancaで「進化する人」を育てるため、自ら学び進化し続ける -bianca 中井 宏昭さんの習慣 後編-
鎌倉発のクリエイティブサロンとして全国にその名を轟かせる「bianca」。スタッフたちがミルボン「DA INSPIRE LIVE 東京」、ガモウ「TOKYO BEAUTY CONGRESS」、ルベル「I.D.」などコンテストのグランプリを総なめ。今年のJHA2020では新人賞部門になんと2名もファイナリストに選出されています。今回はそんな「とんでもないスタッフ」を生み出す、稀代のプロデューサーであり、現役の技術者、そして経営者でもある中井宏昭(なかいひろあき)さんの習慣に迫ります。インタビューは前編・後編の2回。ぜひ前編とあわせてご覧ください!
情報を集めて「いかにして進化につなげるか」を考える
僕は本を読みますし、映画やドラマも観ます。音楽もマニアだし、DJもします。それぞれ好きなんですよ。趣味として幅広く好きというだけでなく、さらにそれを掘り下げたり、情報をアップデートしたりすることも僕の習慣です。
本を読む、ニュースサイトやSNSを見るというのはごくごく普通のことですし、ヘアやカルチャーにアンテナを張り巡らせて、常に情報をキャッチしている美容師さんは少なくないと思います。僕の場合は、そこからさらに一歩踏み込んで、自分なりに解釈して、サロンのブランディングやスタッフ育成、経営全般に役立てていくのか結び付けて考えることが好きなんです。
誰でもよりどころになる「軸」を持っていると思います。譲れないものはあって然るべきだと思いますが、その上で「変わっていける人」が強いのではないでしょうか。例えば、新型コロナウィルスの影響で美容業界も打撃を受けています。そこで生き残るヘアサロン、さらに飛躍するサロンは、やはり「変化できる経営者」がいると思うんですよね。
僕は変化するタイミングがやってきたとき、ドキドキワクワクします。不謹慎に思う人もいるかもしれませんが、新型コロナウィルスをきっかけに世界がどんな判断をして、どう動いていくのか興味は尽きません。
>「目の前のお客さまに喜んでいただく」という「原点」に立ち返る
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