無料で情報が手に入る時代に、あえて本にお金を注ぎ込むわけ -FAVORITE GARDEN 齋藤 隆志さんの習慣 後編-

精神論、根性論ではなく「脳の仕組み」を理解することが大事

 

 

NBAのスーパースター、ステフィン・カリー選手と日本のスーパー高校生、富永啓生選手の対談の中にも、『勝者のゴールデンメンタル』と共通する内容がありました。富永啓生選手の「NBAに入るにあたり、どんなふうに自分を追い込んでいったのか」という質問に対してステフィン・カリー選手は「自分が上手くなることにフォーカスしてベストを尽くしてきた」という回答をしたんです。上手くなりたいからやるのであって、追い込んでいる、苦労しているという感覚とは少し違うんですよね。そして、ステフィン・カリー選手は「あらゆる経験に感謝している」と言います。はからずも『勝者のゴールデンメンタル』に書かれているメンタルコントロールを実践しているんです。

 

昔から心技体を鍛えることが大事で、その中でも「心」が最も大きな要素だということは、多くの人が言っています。しかしながら、「心」の鍛え方を知っている指導者はほとんどいません。ゆえに「根性論」「精神論」に走りがちでした。美容業界も同じかもしれません。脳の仕組みを理解して行う「メンタルコントロール」は、美容師の世界でも役立つと思います。こんな風に、自分の価値観を変えるような一冊に出会えることもあるので、読書の習慣はこれからも続けていきたいですね。

 

 

プロフィール
FAVORITE GARDEN
オーナー/齋藤隆志(さいとう たかし)

2004年鳥取県米子市にFAVORITE GARDEN、2017年9月に広島に2店舗目となるFAVORITE GARDEN並木店をオープン。日本最高峰のヘアデザインコンテストJHAにて各種部門にてノミネート、受賞多数。現在はサロンワークを中心に、一般誌や業界誌の撮影、美容師へのセミナー等、広く活躍している。

 

 

  美容師の習慣 バックナンバーはこちらから>>

 

  ライフマガジンの記事をもっと見る >> 

 

    1 2

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング