美容師の世界から飛び出し、常に謙虚な自分をつくる -GALA 横藤田 聡さんの習慣 後編-
美容師は油断すると狭い世界の住人になってしまう
一昨日はスウェーデン人と一緒にいましたし、昨日はアメリカ人と一緒にいました。今日の夜もアメリカ人と一緒にスケボーする予定なんです。そうやって体当たりでコミュニケーションしていかないと、スケボーやってても成長しないと思うので。
美容師にも尊敬するスケーターはいます。三軒茶屋にあるUNDER THE SUNの中川さんは、年下なんですけれど、学ぶべきところが本当にたくさんあるんですよ。僕がスケボーで苦戦している姿をInstagramのストーリーで見て、彼が「よかったら一緒にやりませんか?」って声をかけてくれたんですけれど。
中川さんはめちゃくちゃ上手いんです。でも、チャラチャラしたり、ギラギラしたり、していない。ファッションや生き方にもポリシーを感じます。スケボーのカルチャーにどっぷりつかっていて、彼のお店にくるのはスケーターばっかりなんですよ。
僕が思うに、美容師って気づかない間にコンサバティブになってしまうものなんです。フロアの中ではアクティブにやっているし、SNSで作品をアップしているけれど、いつの間にか狭い世界に閉じこもってしまうというか。そうすると、作品からも熱が伝わってこなくなる。だから、フロアから飛び出す時間もあったほうがいいと思うんですよね。