美容師の世界から飛び出し、常に謙虚な自分をつくる -GALA 横藤田 聡さんの習慣 後編-

 

ストリートとリンクしたヘアスタイルと、ハイトーンやバイレイヤージュをはじめとするデザインカラーで圧倒的な支持を集める渋谷の新鋭サロン「GALA」。その代表である横藤田 聡(よこふじた さとし)さんは、サロンワークはもちろん、全国各地でセミナー講師を務める多忙な人です。そんな横藤田さんが、忙しいなかでも大切にしている習慣についてうかがいました。インタビューは前編・後編の2回、ぜひ前編とあわせてご覧ください。

 


 

スケボーをしていると謙虚な気持ちになれる

 

 

30歳でスケボーを始めて、より謙虚でいられるようになりました。たとえば、僕はサロンのオーナーであり、セミナー講師をするから先生って呼ばれることもあるし、こうやってインタビューされることも少なくないから、このまま続けていたらギラギラしてきて、いずれ天狗になってしまうかもしれない。でも、スケボーではディッキーズのパンツと無地のTシャツで、ぼろぼろになりながら、スケーターとコミュニケーションをとっているわけじゃないですか。やっぱり謙虚になりますよ。

 

10歳くらい離れている子から教えてもらうことがたくさんあります。雨が降って公園でできないときに「用賀の高架下でやれるところありますよ。今から行きます?」って誘われて、二十歳くらいの子と一緒に2人でやったこともありました。でもこんなことはスケボーの世界で当たり前なんですよね。

 

それに、スケーターたちは僕のプロフィールなんて何も知らないわけです。スケボーが好きということ以外、何も知らない。でもね、たまに一緒にいる友人が言っちゃうんですよ。「この人、ヘアサロンのオーナーだよ」って。でもそれは言わないでほしいんですよね。そういうつもりで行っていないから恥ずかしいんですよ。

 

 

>美容師は油断すると狭い世界の住人になってしまう

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