カメラをぶらさげて海外に出ると、美容師としてやるべきことが見えてくる -VeLO/vetica赤松美和さんの習慣 後編-

 

原宿の人気サロンVeLO/veticaのディレクターであり、女性美容師の幸せな働き方を考えるセミナーの講師を務めるなど、美容師という仕事を最も楽しんでいる女性の代表格、赤松美和(あかまつみわ)さん。ヘアショー、雑誌撮影などを通じて、そのクリエイティブセンスは広く知られていますが、最近はとくに「リアリティ」をテーマにしているのだとか。今回は、毎日ときめきながらセンスを磨きたい美容師さんに勧めたい習慣を紹介します。インタビューは前編・後編の2回、今回は後編です。ぜひ前編と合わせてご覧ください!

 


 

観光地よりも、人の暮らしを感じる街が好き

 

 

私のライフワークは旅です。旅はリアリティの宝庫だから大好き。最初のひとり旅は17歳。それから機会を見つけてはカメラをぶら下げて、旅をしています。

 

観光地を巡るというよりは、カメラを持ってぶらぶらと歩くのが好きですね。そこで見つけた気になるモノや人、景色などを撮るんです。カメラを持っていることが重要で、なぜならカメラを持っていないとシャッターを押すべき瞬間に気づかず、素通りしてしまうから。カメラを持って「何かを撮りたい」と思いながら歩くことが大事。おもしろいを探しているから、ときめく瞬間を切り取ることができるんですよね。

 

 

たとえばキューバで見た「緑の壁の前に立つ緑の服をきたおばちゃん」とか、その街の日常なんだけれど、私にとって気になる瞬間を撮るという感じ。写真のテクニックはあんまりないんですけどね。写真の陰影とか奥行きとかあまり気にしない。何を切り取るかしか気にしていないんですが、絵日記的でそれでもいいと思っています。

 

https://www.instagram.com/p/BpYDR1Sg-U4/?utm_source=ig_web_copy_link

赤松さん旅用instagramアカウントより

 

ちなみに、私の旦那さんも写真を撮るのが好きで、同じ場所で撮影しているのに、私の写真と旦那さんの写真だと同じ場所とは思えないくらい差があるんですよ。写真を見ると、その人独自の目線がわかるのもおもしろいところですよね。

 

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