アルコールを遠ざけて「お酒に頼らない自分」をつくる -COVER HAIR グループ 谷本一典さんの習慣 後編-

まずは習慣が身につくまであきらめず、少しずつでもやってみることが大事

 

 

ちなみに、当社の場合は、お酒をやめただけで、打ち上げやミーティングの経費が100万円から200万円くらい変わりました。お酒を飲みはじめると時間がかかるじゃないですか。1軒目、2軒目と飲み歩いて、結局朝までみたいな。そして、二日酔いでサロンに行く…これではいい仕事ができっこないんですよ。時間の節約や健康管理にもつながっていると思います。

 

お酒を飲まなきゃいられないっていうのは、そこに頼っているからなんですよね。忘れたいことがあるから飲む、じゃなくて目を瞑って瞑想して頭の中から消す訓練をしたり、紙に書き出して問題を整理したりっていう時間のほうが大事なんですよ。お酒に頼っていた人が、お酒を控えたり、やめたりっていうのは大変だと思います。けれどそれを続けたら新しい能力が開発されることは間違いないです。

 

お酒を控えるでも、瞑想をするでもなんでもいいですが、365日、同じことを続けるのは難しいと思います。できる日があれば、できない日もある。僕はそれでいいと思うんですよ。何年か経ったときに「続けてよかった」と思えるなら、まさに「継続が力」になっている証拠。1日や2日、休んでしまったから努力をやめるのでは、それこそ意味がなくなってしまいます。今日はできたけど、明日はできないかもしれない。それでいいと思うんです。自分を追い詰めず、無理のない範囲で、自分がいいと思うことを続けてほしいですね。

 

 

プロフィール
COVER HAIR グループ
代表/谷本一典(たにもとかずのり)さん

広島県出身。美容学校を卒業後、低価格サロンや都内老舗サロン、都内有名ブランドサロンに勤務。都内老舗サロンでは営業本部も経験し、数百名のスタッフのTOPも務める。現在の株式会社ハンサム社長代行およびCOVER HAIR GROUP代表に。2015年には世界初の「モッズヘア・メン」の総合プロデュースも手掛け、美容コンサルティングでも活躍。COVER HAIRブランドのさらなる進化を目指す。

 

 

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