「物語からデザインする」就寝前の読書で想像力を養う -THE REMMY 上田竜二さんの習慣 前編-

物語から発想を広げてヘアデザインする

 

 

本を読むことは、自分の世界観を表現する際にも役立っています。たとえば、ヘアショーで表現したい世界観を考えるとき、写真集やアーティストがつくるビジュアルからアイディアを固めていく美容師さんは少なくないと思います。それも一つの方法としてアリだと思いますが、僕の場合はビジュアルではなく、「物語」から発想を膨らませることが多いです。頭の中で、テキストから絵づくりしていくので、想像力が鍛えられていると思います。

 

たとえば、ヘアショーで表現したい世界を考えるとき、どんな時代背景で、どんな主人公がいて、その主人公はどういうストーリーで生きているのかイメージします。見た目はもちろん、性格や口癖などディテールまで想像しているんです。

 

そして、物語があるからこそ、作品に奥行きが出てきます。何かのビジュアルを見て、それをディフォルメしてつくった作品とは違いがでてくると思うのです。こうした絵づくりが、僕の表現の特徴になっています。

 

>人生に影響を与える言葉と出会えた

 

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