“おしゃれ”はあえて排除! 世界観にハマるものがなければ自分でつくる -otope 浦さやかさんの習慣 後編-
シンプルで無機質な空間だからこそ、そこにいる人が際立つ
私の好きな世界観を言葉で表現するのは難しいんですけれど、求めているのは「いい意味で想いが詰まっていない感じ」です。いい意味で、ですよ。なんかほっこりした印象があるものとか、おしゃれな印象があるものより、デザイン性のない無機質なものやシンプルなもののほうが好きなんです。
たとえば、サロンに置く机を選ぶときも、「これだとおしゃれっぽくなっちゃうからやめようか」とデザインが凝っている机をあえて排除したりしています。おしゃれにしよう、カッコよくしようっていう、他人のこだわりが見えてしまうものは苦手なんです。
一度、otopeにきてもらえるとわかると思うのですが、内装は白で統一されているし、置いてあるものは普通のものばかり。というのも、スタッフが個性的だから、凝ったデザインをしてしまうとごちゃごちゃするし、色やデザインが喧嘩してしまうんですよね。
服も同じです。私の着ている服って、一つひとつを見ていくとベーシックなものだけなんです。周りにあるものがシンプルだからこそ、そこにいる人や、髪が際立つのだと思います。
- プロフィール
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otope
代表/浦さやか(うらさやか)
1979年09月11日生。長崎県出身 O型。ずば抜けたセンスと独自の感性で、他にはない新しいデザインを発信し続けている。サロンワークを中心として一般誌や業界誌の撮影、さらには全国各地での講習活動や商品開発にもたずさわるなど、幅広い分野で活躍中。
http://otope-930.com/http://otope-930.com/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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