スタッフが元気の源! “みんなのため“という想いが、自分の世界を広げてくれる -SUNVALLEY 朝日 光輝さんの習慣 後編-
一人の力には限界がある…プライベートサロンで再確認したこと
美容師さんっていろいろなタイプがいるので、一概に「自分のためだけじゃなくて、誰かのためになる仕事をしよう」とは言えません。でもね、結局、僕らは一人じゃ何にもできないんですよ。
僕は以前、TIMELESSというプライベートサロンを立ち上げて、シャンプーからすべて自分の手でやっていたことがあります。誰にも侵されない空間で、お客さまと密に向き合うことができて、とても充実していました。すべて自分の手でやるからこそ、目の前の仕事に没頭できたし、楽しかった。だけど、「楽しかった」で止まってしまうんですよ。そこからの広がりがない。
一人で担当できるお客さまは12人が限度。僕は新規を受け付けていないのですが、お客さまの紹介なら受けたいと思っています。でも、一人だとお断りせざるを得ないんです。スタッフの助けがあるから、僕は2倍も3倍も髪を切ることができるし、たくさんのお客さまを喜ばせることができる。もちろん、そのことはTIMELESSをやる前からわかっていたことなんですが、あらためて痛感しました。
もちろん、今もスタッフに感謝しています。店長や副店長がサロンをみてくれて、スタッフのみんながサポートしてくれるから、フットワークよく外部の仕事にも行けるし、毎晩飲みに行くこともできるんです(笑)。
>最初から優等生じゃなくてもいい…いつか気づく日がやってくる