“あえての徒歩通勤”で、渋谷のクリエイティブな刺激を浴びる -SHACHU みやちのりよし(宮地 則喜)さんの習慣 前編-
センター街を歩いて、「この子たちの髪を染めたい」と思った
スペース
ちなみに僕が渋谷でサロンを出したいと思ったのは、街を歩く女の子たちを見て、「もっと髪をきれいにしたいな」と感じたことがきっかけの一つ。センター街を歩くたびに、「この子たち全員の髪の毛をもっときれいに染めたいな」と思ったりしていました。それから4年経ち、まだまだその野望は実現できていないけれど、最近は、SHACHUっぽいカラーとスタイリングの子も増えてきたかな、と街を歩きながら感じています。
家に帰るときも基本的に徒歩で移動しています。帰り道にほろ酔い気分で公園のベンチに腰掛けて、ぼーっとするのも好きですね。そういうときに、ふっと言葉が降りてくることがあるんです。たとえば、「秒速で進化」とか、そういう言葉が。ちなみに、「秒速で進化」っていうのは、僕が普段から秒単位で意識してサロンワークをしようと伝えているから、まずは自分が一秒、一秒成長してみせるという想いから生まれました。
新しいアイディアや閃きをえたり、言葉が降りてきたりというのは、人によってはランニングマシンで走っているときや、プールで泳いでいるときだったりすると思います。僕も、走ったり泳いだりしてみたのですが、仕事が忙しくてなかなかジムに行く時間がないんです。だから僕にとって、歩くことがその代わりになっているんですよ。
- プロフィール
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SHACHU
CEO/宮地 則喜(みやち のりよし)
都内の有名サロンを経て、2014年4月、渋谷にSHACHUを設立。2016年12月にはSHACHU -SHIBUYA JINNAN-をオープンさせる。グラデーション・ハイライト・デザインカラーなどを用いたハイトーンカラーが圧倒的な支持を集めている。新しいデザイン、新しい美容師の生き方を提案する、若き美容師のあこがれの的。
https://www.instagram.com/shachu_hair/
撮影協力 GALLERIE
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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