刺激を求めてたどり着いた「境界線の外側」にある遊び -S. HAIR SALON 植田 高史さんの習慣 後編-

 

20代前半ですでに月500人以上入客していたという人気美容師、植田高史(ウエダタカシ)さん。人気絶頂の時期にあえて日本を飛び出し、リュックを背負って世界を旅したユニークな経験の持ち主です。帰国後、2003年から南青山で立ち上げたS. HAIR SALONは、大人の隠れ家的サロンとして愛され続けて15年目になります。どんなに忙しいときも旅と遊びを欠かさないという植田さんに、ハサミを置いてサロンを飛び出す理由を聞きました。インタビューは前編・後編の2回、今回は後編です。

 


 

東京のクラブから屋外フェス、キャンプ…刺激を求めて変化した遊び

 

僕は埼玉の所沢育ちで東京のど真ん中での遊びに憧れていました。学生時代からセンスのいい楽曲やDJを求めて、クラブ巡りをしていましたね。東京での遊びが日常になると、もっと新しい刺激がほしくなる。やがて、海外のクラブや野外フェスにも行くようになりました。

 

野外フェスは、大自然の真ん中で、大音量の音楽を楽しめて、すごく気持ちがいいと思います。でも、僕は途中で気がついたんです。演奏が終わった休憩中に聞こえてくる、風が木を揺らすサラサラサラ‥・という音や小鳥のさえずり、チョロチョロチョロ…と聞こえてくる川のせせらぎの音などが、この上なく気持ちがいいということに。

 

それから僕は、大きなバンに食材や寝袋などの荷物を載せて海や山などの自然が豊かな場所にいき、キャンプをするようになりました。その後、暇つぶしにサーフィンをしたら、すっかりハマってしまい、今でも週1回くらい波乗りに行っています。

 

ただ、年を重ねるにつれて、冬の海はつらくなってきたのもあり、友人のすすめで冬は雪山でスノーボードをするようになりました。最初のころは、ふかふかの雪の上でうまく滑ることができず、悔しいので休みがくるたびに雪山へ向かっていました。まだまだへなちょこ(笑)ですが、2カ月に8回くらい行ったのでさすがに楽しめるようになりました。

 

最近は、通常のコースを滑るだけでなく、いわゆるバックカントリーと呼ばれるスタイルにも挑戦しています。あるがままの自然の中で滑るのが楽しんですよ。

 

 

>「境界線の外側」に出てはじめて得られる感覚がある

 

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