レッドリップとサングラスのマリアンヌスタイルで表参道を歩く -Maison Marianne マリアンヌさんの習慣 後編-

無理せず自分のペースで働ける環境をつくる

 

 

私は出産の2か月後の去年の12月に仕事に復帰しました。たくさんのお客さまがきてくださったけれど、出産前と同じように働くことはできません。お客さまのためだったら、なんでもしてあげたいけれど、なんでもイエス!と言ってばかりじゃ疲れちゃう。「今日はお休みだから仕事をしません」「夜は仕事しないで体を休めます」とか、ちゃんとノーと伝えるようにしています。

 

ちなみに、パリの人はとりあえず「ノン!」っていうの(笑)。なんでも「イエス!」って言っちゃうのは、日本の生活が長くなった影響かな。とにかく、無理せず自分のペースで働ける環境をつくることも、美容師を楽しく続けるためには大切だと思います。

 

忙しいからとか、自分の時間がないからといって、お気に入りの朝ごはんをあきらめたり、おしゃれに気を遣う余裕を失ったりするのは、もったいないですよ。まだこれといった習慣はないよっていう人にも、自分の美容師スイッチを入れたり、テンションを上げたりする習慣をつくって、それを守り続けることをお勧めしたいです。

 

 

プロフィール
MARIANNE(マリアンヌ)

フランス・パリ生まれ。1998年にCOIFF1RST PARISでヘアスタイリストのキャリアをスタート。2003年最年少でサロンマネージャーに昇格。ラグジュアリーファッションのカタログやショー、TVコマーシャルなどで活躍。ダフト・パンクやリュック・ベッソンなどの著名人を担当。2010年より日本で美容師になる夢を抱え来日。現在はMaison Marianneで、人種、骨格、髪の質を見極めて、お客さまをクラスアップするヘアを提供している。

Maison Marianne  http://www.maisonmarianne.com/marianne/

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

  関連コンテンツ

  美容師の習慣 バックナンバーはこちらから>>

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング