朝のシャワーでスイッチを入れ、夜のシャワーで心のモヤモヤを洗い流す -STRAMA 豊田永秀さんの習慣 後編-
夜のシャワーで心の整理をする
朝のシャワーがスイッチを入れていますが、夜のシャワーは1日の反省をして次の日に向けて気持ちを整理するための時間です。仕事がうまくいかない、理不尽な想いをさせられた、恋人に裏切られたなど、生きていたら辛いことや悩みと向き合わないといけないこともありますよね。僕はそんなとき、シャワー浴びていると、頭の中に別人格が出てくるんです。
悩んでいる自分と、「何を悩んでんねん!」と突っ込む客観的な自分がいて、ああでもない、こうでもない喧々諤々の議論をする。で、僕は結論が出るまで、シャワーを浴び続ける。深刻な悩みも、大体答えはシンプルで、「気に入らない先輩は仕事の実力で黙らせる」とか「もっと素敵な人に出会えばいい」とか、答えが出てくるものなんです。それに、どうにもならないことなんて、どうにでもなっていいことですから。(笑)
何か嫌なことがあったとき、酒を飲んで忘れようとしても、それは一日損するだけだと思います。やっぱり、現実逃避せずに向き合わなければ、人間としての成長がない。どん底まで落ちることがあっても、そこから立ち上がったら強くなるし、その過程で本を読んだり、いろんなことを学んだりして、人間としての魅力が磨かれるものです。だけど、ずっと悩みっぱなしでは心が疲れてしまうから、僕は夜のシャワーでリセットしているんです。シャワーを浴びても考えがまとまらないこともあるけれど、たまには、眠れない日があっても僕はいいと思っています。