朝のシャワーでスイッチを入れ、夜のシャワーで心のモヤモヤを洗い流す -STRAMA 豊田永秀さんの習慣 後編-

 

デザイナーズサロン「DaB」の看板デザイナーとして活躍し、JHA(ジャパンヘアドレッシングアワーズ)優秀新人賞と、グランプリノミネートの実績を持つ豊田永秀(とよだながひで)さん。独立しSTRAMAを立ち上げ、ビジネスオーナーとしても手腕を発揮し、さらにはグラフィックデザインのプロデュース、植物や家具のバイヤーまでこなす「多才の人」が大切にしている習慣に迫りました。インタビューは前後編の2回。今回は後編です。

 


 

朝のシャワーのためなら遅刻も辞さず!

 

僕は美容師になってから25年間、朝シャワーを浴びなかったことが1回もありません。寝坊して遅刻しそうなときも、絶対にシャワーを浴びてから行きます。熱いシャワーで眠気を覚まして、脳にスイッチを入れる。風邪をひいていても、二日酔いで酒が残っているときも、そこでリセットします。

 

ちなみに、酔っぱらって走って転んでアバラを折った次の日も、商談があったので痛いながらにシャワーを浴びてからサロンに行きました。そのときは息をするだけで痛かったので、「今日は笑いなしでお願いします」とお願いしたのに、みんながめちゃめちゃ笑わせてくるから大変でした(笑)。

 

 

なぜ僕は、そこまでして朝のシャワーにこだわるのか。僕は朝、自宅を出る瞬間から美容師でありたいし、サロンでは「おはよう!元気?」と一番大きな声であいさつできる自分でありたいと思うからです。僕の師匠も、朝5時には起きて、準備をする人でした。撮影などで6時くらいにサロンにいくと、全身プラダでキメた師匠が、「おはよう」とあいさつをしてくれる。カッコいいなと思っていたんですよね。

 

だから、朝眠そうなアシスタントの子には、朝のリズムを整える習慣をつくってほしい。ガールフレンドの眠そうな顔なら見たいかもしれないけど、それ以外の眠そうな顔は見てもうれしくないですよ(笑)。

 

>夜のシャワーで心の整理をする

 

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