女の子の生態を知りたい!その好奇心が武器になる -Violet前原 穂高さんの習慣 後編-
得意な話題を増やすための第一歩
今、お客さまとの会話が続かずに悩んでいる美容師さんもいると思います。物知りならどんな話題にもついていけるけど、いきなり物知りになるのなんて無理です。なので最初は自分が興味を持っている情報から、知識を広げていくといいと思います。
たとえば、メイクに興味があるなら、まずは自分がいろんなメイクを試してみるといいと思う。そうするとメイク道具に詳しくなるし、メイク技術にも詳しくなる。有名なメイクさんの仕事にも興味がわくかもしれない。その人がメイクを手がけたモデルさんにも興味が出てくるかもしれません。
もしくは、メイク技術よりも道具が好きな場合は、そこから興味を広げることもできます。たとえば、カネボウ化粧品の「ケイト」は薬局にも置いているけれど、「ルナソル」は百貨店にしかないのはどうしてだろう?と思ったらマーケティングに関心を持つきっかけになります。
この商品の広告は誰に向けて訴求しているんだろうと考えるようになると、「これは大人っぽいメイクをくしたいときに使おう」という具合に、メイクの仕方も変わるかもしれない。もしくは、メイク道具のマーケティングへの興味がきっかけで、SNSのインフルエンサーを目指すとか、そういう発展の仕方もアリだと思います。きっかけは何でもいいので、まずは一つ、自分の興味があることを深掘りしてみてください。
- プロフィール
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Violet
代表/前原 穂高(まえばら ほだか)
2015年5月に人気サロンAFLOATから独立し、Violetをオープン。東京と名古屋で現在2店舗展開。人気モデルやタレントなどの顧客も多く、雑誌のヘアメイクやセミナー、ヘアショーなどで幅広く活躍。
http://violet.tokyo
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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