カリスマから学んだ「自分色のデザイン」のつくりかた -Garland 榊原章哲さんの習慣 後編-
「面倒」とか「苦手」の下に、成長のタネが隠れている
個人的にすごく感じているのは、「ちょっと面倒だな」とか「苦手だな」と思っていることにあえて取り組んで、習慣化することで、人は変われるということです。毎月のようにファッション誌全部に目を通すのは楽じゃないかもしれないけれど、その分、やった人は差がつくんじゃないかと思います。
また、僕は今、MBA取得を目指して勉強していますが、正直、とても苦しいです。周りは頭がいい人たちばかりだから学校の講義についていくのも大変。脳みそが汗をかくような感じです。でも、苦手なことだからこそ、成長を実感できます。一年前と比べると随分、理解できるようになってきました。
結局、人は面倒なこと、苦手なことから逃げることはできないんです。面倒なこと、苦手なことから逃げても、いつかまたそれをやらなくてはいけないときがきます。多分、僕のM気質なところも関係しているんでしょうけど、これからも一つひとつ苦手なことを克服していきたいと思います(笑)。
- プロフィール
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Garland 代表取締役/デザイナー
榊原 章哲(さかきはら あきてつ)
広島県出身。高津理容美容専門学校卒業後、都内の地域密着型サロンと有名店を経て、原宿にGarland(ガーランド)を立ち上げる。2017年8月現在、4店舗展開。ファッション誌やヘアカタログ掲載常連のヘアデザイナーであり、気鋭のヘアサロンオーナーとして注目されている。サロンワークはもちろん、ヘアショーやセミナー講師など幅広く活躍。MBA取得を目指して猛勉強中。
http://garland-tokyo.jp/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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