読書による独学で満足できず、大学院でMBA取得へ -Garland 榊原章哲さんの習慣 前編-
業界の常識にとらわれず、Garlandの未来を模索したい
今年でGarlandを立上げて6年、4店舗まで増やすことができました。年齢も40歳になって、一つの節目を迎えています。ここからさらに飛躍するためには、これまでとは違う武器が必要です。それがMBAなのかどうかはわからないんですが、サロンの色を出す意味で、方向性は間違っていないと思っています。
もともとは、どんどん店舗を増やして、活躍の場を増やすなかで、スタッフが育っていけばいいかなと考えていました。おかげさまでウチは、人が育っているし、離職率も低いから、そのやり方でここまできています。でも、この先を考えたとき、同じ戦略でいいのかは疑問です。そもそも、店舗というハコを増やすのが正しい選択ではないかもしれないとさえ思います。というのも、アパレル業界はすでにECにシフトを進めています。そのほうが利益率があがるからです。
もちろん、それがそのままヘアサロンに当てはまるかといったら、違うかもしれません。でも、今よりも効果的なサロン経営のカタチがあるかもしれないし、意外なところに新しい収益材料があるかもしれない。まさに今、そんな風にいろいろ考えながら、Garlandの未来を模索しています。
- プロフィール
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Garland代表取締役/デザイナー
榊原章哲(さかきはらあきてつ)
広島県出身。高津理容美容専門学校卒業後、都内の地域密着型サロンと有名店を経て、原宿にGarland(ガーランド)を立ち上げる。2017年8月現在、4店舗展開。ファッション誌やヘアカタログ掲載常連のヘアデザイナーであり、気鋭のヘアサロンオーナーとして注目されている。サロンワークはもちろん、ヘアショーやセミナー講師など幅広く活躍。MBA取得を目指して猛勉強中。
http://garland-tokyo.jp/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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