読書による独学で満足できず、大学院でMBA取得へ -Garland 榊原章哲さんの習慣 前編-
その時代のファッションに融和するナチュラルなデザインを武器に、10年以上前からヘアカタログやファッション誌で存在感を発揮してきたヘアデザイナー、榊原章哲(さかきはらあきてつ)さん。ヘアサロン「Garland」を立上げてから6年で4店舗展開と、オーナーとしても手腕を発揮しています。今回はそんな榊原さんが大切にしている習慣を教えてもらいました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。
MBA取得を目指して大学院へ
習慣らしい習慣は持っていない僕ですが、昔からビジネス書を中心に、たくさんの書籍に触れてきました。とくに創立者の生き方に興味があって、たとえば、京セラの稲盛和夫さんや、パナソニックの松下幸之助さんの自叙伝や、経営に関するものを好んで読んでいましたね。
有名なP.F. ドラッカーの『マネジメント』とか、ジム・コリンズの『ビジョナリーカンパニー』など、世界で話題になった書籍も一通り目を通してきました。どちらかというと、小説などのストーリー系の書籍よりは、ビジネスコーナーに置いているものが好きで、そのときの気分に合ったものを手にとってみる、という読書スタイルです。
僕は2011年からヘアサロンのオーナーになり、少しずつ店舗を増やしてきました。スタッフも増えてきて、いよいよ感覚と勢いだけでは、サロンを大きくできないと感じるように…。さまざまな書籍を読んで、自分なりに勉強してきましたが、本を読むだけでは自分の中で解釈することしかできないので、限界があるんですよ。他の人と意見を交わしたり、グループワークに取り組んだりしながら学びを深めたくて1年半前からMBA取得を目指して大学院に通っています。