1日1食、腹六分で体型維持し、感性を研ぎ澄ませる -U-REALM 高木 裕介さんの習慣 前編-
20代前半から多くのファッション誌に取り上げられる人気美容師として活躍し、若くして独立。SMAPやダルビッシュ有などのセレブからも支持されるU-REALM CEO 高木裕介(たかぎゆうすけ)さん。2012年に誕生した、サロンの垣根を超えて美容界を盛り上げる「東京ブレンド」の仕掛け人になるなど、サロン外でもエネルギッシュに活動しています。今回はそんな高木さんが大切にしている習慣を教えてもらいました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。
自己管理不足の美容師には説得力がない
FacebookやInstagramで美容師が情報発信するようになって、その人がつくる作品だけでなく、美容師の「人となり」も見られるようになりました。そのときに感じるのが、「自分の見た目を気にしていない人」が少なくないことです。お客さまは、自分の体型維持ができていない美容師に髪を切ってほしいと思うでしょうか。少なくとも僕は、切ってほしいと思いません。それに、オーナーや先輩の体型がだらしなかったら、きっとその後輩も緩んでいくと思うんですよね。かくいう僕も、30代くらいから代謝が落ちて、20代と同じ生活では、体型維持が難しくなった時期がありました。そのときに僕は、生活習慣を変えることができたから、お腹が出ずにすんでいます。
自己管理ができていない美容師さんが「お客さんがこないんだよな」とか「ウチは流行っていないから…」と言っているのを聞くと、申し訳ないけれど、「それはそうかもな」と思ってしまいます。お客さまだって、美意識が高い美容師に切ってほしいと考えるはずだからです。イケメンだからとかイケメンじゃないからとか、関係ないと思います。体型維持はその前提にある問題です。