最強ゴルフコーチの教えにも通じる「振り返りノート」 -gokan 後閑弘之さんの習慣 後編-
仕事は一生懸命やって、成果を出して、好きになるもの
ゴルフも仕事もなんでもそうですが、日々の積み重ねがあって大きく育っていくものだと思います。自分の能力を上げて、神経を研ぎ澄ませて、結果を出す。そして、周りからも認められて、自分でも成長を感じられて、仕事がさらに好きになっていく。これはどんなことにも通じると思います。
だから僕は、「美容が好きです」と言っていた人が、「美容が嫌いになりました」と言って、業界を去っていく姿を見て思うんです。「好きになるまで本気でやったのか?」と。仕事はやる前から好きとか嫌いとか分かるものじゃない。一生懸命やって、成果を出して、好きになっていくものだからです。「好きじゃなかった」「向いてなかった」「時代が自分にあっていなかった」とかそういうセリフは、どれも美容から離れる人の言い訳です。
では続けていくためにはどうしたらいいか。「欲」を持つことだと思います。もっとうまくなりたいでも、もっと素敵な女性を増やしたいでもいい。もしくは、いいクルマに乗りたいとか、成功したいとかそういう目標でもいいと思います。「欲」がなくなったとき、人は簡単にあきらめてしまう。これは自分も含めてですが、美容に携わる若い人たちは、ハングリーであってほしいですね。
- プロフィール
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gokan omotesando
後閑弘之(ごかんひろゆき)
群馬県桐生市出身。 東京マックス美容専門学校卒業。都内有名店でキャリアを積んだ後独立。業界歴は34年を数え、gokan omotesandoの代表を務めている。店舗運営、サロンワークに加えて、各種セミナー講師、コンテスト審査員などの活動もおこなう。
http://www.gokan.co.jp/
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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