最強ゴルフコーチの教えにも通じる「振り返りノート」 -gokan 後閑弘之さんの習慣 後編-
小さな目標を積み重ねればとんでもない存在になれる
gokanでも「いいことだけ書くノート」と似たような取り組みをしています。今日1日でやりたいことを書いて、1日の終わりに振り返る「振り返りノート」をみんなが書いているのです。
ノートに書く内容は、難しいものでなくてもいいんです。たとえば、「1日3人に新規の商品を購入してもらう」と書いたとします。1日だとたったの3つでも、1カ月、1年と積み重ねるとかなりのものになりますよね。「1人10分間、シザーの開閉をする」という目標を立てて実際にやったら、1カ月で何億回も開閉したことになるかもしれません。
イチロー選手がシンプルなルーティンをずっと続けていることは有名ですし、1本1本のヒットを積み重ねてあそこまで行ったわけです。美容師にもきっと同じことが言えると思います。小さな目標を積み重ねていったら、いつかとんでもない存在になれるかもしれません。
また、僕は自分の「振り返りノート」にその日一日がどんな日だったか、〇×で記録するようにしています。日記を書くのは大変ですが、カレンダーに〇×をつけるだけならすぐにできる。それに、パラパラとめくると、「〇がたくさんあるからこの月は絶好調だったな」とか「この月は×ばかりか。本当に大変だったな」という具合に一目でわかる。心の動きや成長を振り返るために役立ちます。