僕の作品には、映画の世界観が滲んでいる -Rougy 上原 健一さんの習慣 前編-

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HEARTS/Doubleで要職を担い、JHAではグランプリ、準グランプリを獲得。現在は、コアなファンを抱えるハイセンスサロン『Rougy』の代表を務める上原健一(うえはらけんいち)さん。今回は、たぐいまれな表現力の持ち主である上原さんのクリエイティブセンスの源泉に迫りました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。

 


 

デビューを控えたスタッフに勧めていること

 

 Rougyではスタイリストデビューする前に、僕がリストアップした映画を観るように勧めています。映画を観ることでインプットされた映像や音楽は自分のデザインにも反映されるからです。

 

僕にとってサロンはアウトプットの場。そこから刺激を受けることはほとんどなくて、すべてといっていいくらい、「遊び」のなかに自分のセンスを育てるヒントがあると思っています。クラブに行ってもいいし、旅行に行くのもいいんだけれど、僕は映画からインスパイアされることが多いですね。

 

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一番古い映画の記憶は、『小さな恋のメロディ』というイギリスの作品。たしか小学校3年生くらいのことだと思うんだけど、近所の医師の息子さんの家にビデオデッキがあって、そこで何度も鑑賞させてもらったんです。当時の自分と同じくらいの子供たちの恋の物語。音楽は全編を通じてビージーズ。映像も音楽も心の中に刻まれています。

 

印象に残っている映画は『小さな恋のメロディ』以外にもたくさんあります。たとえば、ハリソン・フォードが主役のSF映画『ブレードランナー』は、ほかのSF映画にも影響を与えている作品だと思います。リュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』なんかは影響を受けているんじゃないかな。

 

 

>作品のなかに滲む「けだるさ」のルーツ

 

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