僕の人生のかたわらには、いつも最高の音楽がある -ABBEY 松永 英樹さんの習慣 前編-
ピーク・ア・ブー在籍時からカリスマスタイリストとして名をはせ、A BATHING APEプロデューサーNIGO氏とのコラボで「BAPE CUTS」を立ち上げたことでも有名な松永英樹(まつながひでき)さん。2007年からは「ABBEY」の代表としてサロンを率いています。今回は松永さんが少年時代から続けている習慣を教えてもらいました。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。
人生初購入のレコードはビートルズの『Abbey Road』
子どもの頃から音楽が好きでした。流れてくるサウンドやリズムによって、人は気分がアッパーになったりメロウになったりしますよね。そんな風に音で人の心を動かせるなんて、素敵だなって思ったんです
音楽に本格的に夢中になったきっかけは、中学生の頃に見ていたMTV(Music Television)。24時間ミュージックビデオが流れていて、マイケル・ジャクソンとかプリンスとか、カルチャークラブ、デュラン・デュランなどの映像がお気に入りでした。いわゆる80’sの大物ミュージシャンの人たちですね。
80’sミュージックを一通り聴くと、今度はそこから「この人たちが影響を受けたミュージシャンってどんな人たちなんだろう?」と興味は広がっていきました。そして、ビートルズやローリング・ストーンズを知って、さらにのめり込んでいったのです。
カンのいい方はお気づきだと思いますが、店名の『ABBEY』の由来は、ビートルズの『Abbey Road』です。中学一年生のとき、生まれて初めて買ったレコードが『Abbey Road』でした。もうそれから随分たちますがいまだに好きだし、大切なアルバムですね。