閃き、驚き、感心、感動をノートとペンでつかまえる -kakimoto arms 井之丸 泰子さんの習慣 前編-
タイトルは追いかけたら逃げていくもの
ノートに書いた内容が、すぐに役に立つというわけではありません。書くことで自分に刻まれたことが、いつかの表現で役立つかもしれない、というレベルだと思います。こんな話を聞くと、そんなことよりももっと早く結果が出ることを知りたいと思う方もいるかもしれません。でも少し待っていただきたいのです。
結果を早く求めすぎる人が多いような気がします。たとえば、私はJHAでグランプリをいただき、審査員もさせていただいているので、「タイトルの獲り方を知りたい」と聞かれることもあります。たしかに、タイトルをもらってとてもうれしかったです。けれど、JHAで賞を獲るためだけにクリエイションするのは、違うような気がします。
まず、目の前にいるモデルさんを喜ばせることや、自分が心から納得できる作品を創るのが先。結果を早く求めすぎて、順番が逆になっていると思うのです。
私は一度動き始めたら止まらないので、作品創りではついつい寝食を忘れて没頭していました。JHAのファイナリストには残りたいと思っていたけれど、グランプリは人様が決めることなので、どうなるかわからない。宝くじと同じで、選ばれたらラッキーくらいに考えていました。もちろん、いただけたらうれしいのですが。