いくつになっても新鮮な人でいるための習慣 -SORA 北原義紀さんの習慣 前編-
有名店SORAオーナーであり気鋭のスタイリスト、さらには「ハサミノチカラ」プロジェクトを通じて理美容の仕事のすばらしさを広める啓発活動までおこなう、北原義紀さん。「キタハラヨシノリプロジェクト」の名前の通り、もはや美容の枠組みにはおさまらない、唯一無二の存在です。今回はそんな多才の人の習慣に迫ります。インタビューは前後編の2回。今回は前編です。
早歩きからはじめて、月100km走れる体に
40歳をすぎて意識的に体を動かす習慣をはじめました。体調がいいときは、朝5時に起きて、湘南の海に向かい、8時まで波乗りをします。そのあと、都内に9時くらいに戻ってきて5kmほどランニング。10時過ぎに出勤し、夕方までサロンワーク。仕事を切りあげたら、社外の人と会ったり、社員と話したりします。
僕は飽き性なので、ずっと同じことをするのが苦手。だから、マラソン、水泳、ツーリングと変化があるトライアスロンにも興味があります。でも、そこに向けてトレーニングをしようと思った矢先に、転んで足を骨折してしまいまして…。チャレンジできずに残念です。
ちなみに、トライアスロンでは、自分の体力をどう配分するかとか、どこでスパートをかけるかがカギになります。経営にも通じる考え方があるからか、経営者にも愛好家が多いんですよ。
怪我さえなければ、かなり動ける体なのですが、3年前にランニングをはじめたころは、1kmも走れないような状態でした。早歩きから開始したのですが、健脚のおじいさんやおばあさんに抜かされてしまうくらいで(笑)。
本当に少しずつ、少しずつ距離を伸ばしていって、5kmを約30分、月に合計100kmくらいのペースで走れるようになりました。20代は若さで走り抜け、30代はパワーで乗り切りましたが、40代は自分との付き合い方を考えなきゃいけない。走りながら自分のカラダと心に向き合っています。