お客さまも自分も、生きている間ずっと元気で美しく -TWIGGY 松浦美穂さんの習慣 後編-

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美の連鎖をテーマに、パーソナルなトータルビューティーを提供する「TWIGGY」。その代表であり、感度の高い有名モデルやミュージシャンがこぞって支持するスタイリストとしても有名なのが松浦美穂さんです。女性美容師の理想の生き方の一つを体現する彼女が大切にしている考え方と習慣を、若手の美容師さん向けに語っていただきました。インタビューは前後編の2回。今回は後編です。

 


 

いい美容師の条件とは?

 

海外では美容師のことを「ヘアドレッサー」と呼んでいます。髪を美しくする人、という意味です。一方、日本はあえて髪に限定せず「美容師」という言葉を使っています。お客さまのことをしっかりと知ったうえで、美に関する事をいろいろな角度からアドバイスできる…そしてそのお客さまの「気」をあげていく。そんな美容師が「本物」なのでないかとおもうのです。

 

TWIGGYの合言葉は「生きているあいだじゅう、元気で美しい」。体の中からキレイで健康で、その上に美をのせていくというのが美容本来の姿。「この人を生涯にわたって輝かせたい」という気持ちがほんものなら、「いい美容師だな」って思ってもらえるはず。

 

大切なのは、自分のカットしたヘアスタイルが評価されることじゃないんです。流行りのヘアスタイルを適当につくって、レジを叩いてお金もらってチーン!おしまいっていう仕事をしていたら、いい美容師も、よい美容室も作れない。

 

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私は、お客さまには病気にならない生き方をしてほしいし、死ぬまで美しくあってほしいと思っています。そして、私自身もそうありたいと願っている。忙しすぎてご飯も食べられないとか、自分のメンテナンス時間がないとか、それがお客さまのためになるかといったら、違うと私は思います。質の高いアウトプットをするためには、質の高いインプットも必要。インプットやケアは自分のためであり、またお客さまのためのものでもあるんです。

 

>インプットの仕方はひとそれぞれ

 

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