お客さまにマジックをかける美容師はタネを持っている -boy 茂木正行さんの習慣 前編-

クリエイティブは楽しいけど、単純じゃない

 

写真5

 

僕らのやっていることを、珍しいと思う人もいるかもしれないけれど、手を動かす前に絵を描くことは、美容以外の世界ではみんなやっています。建築家や洋服デザイナーは設計図やラフを描くし、カメラマンだってコンテをバンバン描いて撮影している。いきなり手を動かして創り出す人なんていないわけです。

 

クリエイティブってすごく楽しいんだけど、簡単じゃないんです。ただ変わったことをすればいいわけじゃないから。一人ひとり丁寧に心を込めて、一日一日、自分もお客さまと一緒に成長しているって感じながら、美容師をしたいものです。

 

プロフィール
boy camera/CREATIVE DIRECTOR
茂木 正行 (もぎ まさゆき)

ヴィダル・サスーン・アートディレクターとしてロンドンを拠点に活躍し、帰国後にboyを設立。ヘアメイクとして、ヘアショー並びに画家、舞踏家、写真家、音楽家、詩人らと創作活動を展開。「ハズシ(ディスコネクション)」の技法を発表。タイ・バンコクに2店舗を作り、まったく新しい美容のやり方で、スタッフを活躍させている。

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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