ボーダレスに生きるファイターのルーティン -ASSORT GROUP 小林Kenさんの習慣 前編-
最高の準備が最高の仕事を生む
僕みたいにできるだけシンプルなルーティンをつくることがパフォーマンスの維持につながる人もいれば、変化がないと落ち着かないという人もいると思います。本人に合っているかどうかが大事なので、どっちでもいいと思うのですが、個人的に「自分のためにやろう」と決めたことを習慣化できない人が多い印象はありますね。
続けられない人に何が足りないかといったら、頑張りとか、意思とかそういうものじゃない。ストレスフリーな「流れ」を作るための試行錯誤が足りていないんです。僕の朝活にしても、出張の流れにしても、試行錯誤の末、固めてきたものなんですよ。
最初は朝せかせかしないために30分早く起きてみるとか、そういう簡単なことでもいいと思います。30分早く起きるのが大変なら、仕事を30分早く終えるとかして調整すればいい。
お客さまにお金をもらって仕事をするプロである以上、常にベストを尽くす責任があると僕は思います。その100%のサービスをするためには、メンタルとフィジカルのどちらも万全の状態であるべき。心と体はつながっているから、体調管理は大事です。僕のルーティンはそのためにあります。
ちなみに、スティーブ・ジョブスみたいにいつも同じ服を着るという習慣も全然アリだなと思っています。時間の節約になるし、生活をよりシンプルにできますよね。といっても、僕はいろんな服を着るのが好きだし、美容師の仕事柄、ちょっと難しいですけどね(笑)。
- プロフィール
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ASSORT GROUP
CEO/小林Ken (こばやし けん)
アメリカテキサス州ダラス出身。2011年青山に「ASSORT TOKYO」をオープン。 2013年にはニューヨークに「ASSORT NEW YORK」をオープンし、 2014年に国内2店舗目となる「CLASS AOYAMA」を青山にオープン。 2015年には「ASSORT HONG KONG」をオープンし、アジア進出。同年末、原宿に「CORRER」を立上げ、さらに2016年にはニューヨーク2店舗目「VACANCY NY」をオープン。 美容師、プロデューサー、フォト・ビデオグラファー、ウェブデザイナーなど幅広く活動。独特の感性により業界外からも大注目されている。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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