マセラティで高速道路を流し、思考の渋滞を解消する -ZACC 高橋 和義さんの習慣 後編-
美容師を続けたいなら、毎日の調整は欠かせない
オフもクルマと一緒に過ごすことが多いです。最近はクルマ屋さんを回って見積もりをもらっています。次に何に乗るのか悩みすぎていて結論が出ないんですよ。これまでは2ドアクーペにこだわってきましたが、そろそろ4ドアもいいかなって思っていて。というのも、お墓参りなんかのときに母をクルマに乗せるんですが、2ドアだと助手席のシートを倒して乗り込むとき大変そうで…。今はポルシェのパナメーラという4ドアクーペが気になっています。
こんな感じで僕の場合は、自分の好きなことが結果として、習慣や趣味になっていますね。朝の果物、ストレッチポールは毎日の体のチューニングに欠かせないものですし、クルマは心のチューニングに欠かせないもの。どれももう長い間続けていますが、頑張って継続しているという感覚は全くないです。健康で、長く、美容師を続けていくために大事なことを、楽しくやっているという感じですね。
苦しい時間というのは、長く感じますよね。反対に楽しい時間というのはあっという間に過ぎます。僕は「何年やっても苦にならないこと」をこれからも探していきたいし、僕と同じように健康で長く美容師を続けたいと考えている方にもお勧めしたいです。ヘッドスパをやるだけで、白髪や抜け毛を軽減できるのと同じように、自分が好きとか気持ちいいと感じることで美容師人生がより輝くとしたら、それはもう、やらない意味がないでしょう?
- プロフィール
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ZACC
代表/高橋 和義(たかはし かずよし)
東京都出身。1988年にZACCをオープン。現在、青山表参道にそれぞれ個性を生かした店舗を展開。各コンセプトのもと幅広いゲストに対応し、サロンワークでは多くのゲストを迎える中でタレントや著名人も多数来店。CM・写真集等のヘアメイクを担当し、セミナーやショーも日本を含めパリ・中国・台湾などで行うなど海外にも活躍の場を広げている。
(取材・文/外山 武史 撮影/菊池 麻美)
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