マセラティで高速道路を流し、思考の渋滞を解消する -ZACC 高橋 和義さんの習慣 後編-

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あの歌姫の髪を見にいくために・・・

 

今も京都・大阪、もしくは仙台くらいの距離ならフラッっとクルマに乗って行ってしまいますね。アクアラインがなかったころも、波乗りのために千葉の房総半島をぐるっと回っていましたが、全然苦じゃなかった。浜崎あゆみさんのヘアメイクをいろいろやらせてもらっていたころは、髪のコンディションがよくないという連絡を受けて、営業が終わってから三重県の伊勢まで走っていったこともありましたね。

 

『ray』(主婦の友社)の撮影をしていたとき、誌面に僕のフェラーリが登場したことがあるんですよ。あのクルマにもいろいろな思い出があります。昼に神奈川県の三浦岬の近くでヘアメイクをした後、夜に仙台の講習があるので、高速をひた走ったこともありました。やっぱり無理があって、途中、東京の渋滞の影響で遅刻してしまったのですが…。

 

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今はもうクルマを飛ばすことはありませんが、移動が貴重な考える時間になっていますね。毎日の通勤時間や、高速道路に乗ってひたすら走っているときに、トリートメントのやり方を考えたり、お店の雇用条件のことを考えたり。そのほかマイナンバーの対応をどうするかなど、美容師として、経営者として、考えることがいろいろあるんですよ。すぐに答えが出ない複雑な問題とか、ストレスに感じていることなど、さまざまな要因で絡まり合った思考も、信号のない高速道路でクルマを走らせているうちに、スッとほどけていくんです。

 

>健康で、長く、美容師を続けるために大事なこと


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