トップ8㎜のボウズで“裸の自分”をさらけ出す――飾らない男の流儀 -MERICAN BARBERSHOP ヌマタユウトの習慣 前編-
日本語で「お願いします」と発信するのがカッコいい
店の成長に合わせて発信内容も変えてきました。以前はめちゃくちゃカッコいい写真と、メッセージ性にこだわっていたんです。基本的に英語で、日本語も使わないし、「来てください」なんて言わない。そのせいで、カッコいいけれど、なんだかちょっと入りづらいような、敷居の高い場所になってたと思うんですよね。尖りまくっていたので。
これから先を考えたとき、お客さまがカッコいいと感じるイメージに寄り添いながら、近くに寄り添うことも大事かなと。そう思えたのも自分の成長なのかなと。今は日本語でわかりやすく「よろしくお願いします」と発信することが、カッコいい大人の振る舞いだと思っています。

- プロフィール
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ヌマタユウト
『MERICAN BARBERSHOP TYO』クリエイティブディレクター/Wellness barbershopオーナー
1989年、兵庫県生まれ。美容専門学校を卒業後、郊外のレディースサロンに入社。10年間勤務したのち、MERICAN BARBERSHOPに転職。本店(神戸)で技術を磨き、1年後に福岡店のオープニングスタッフとして参加。2023年6月、東京出店で上京し、メンズヘアデザインeasy punkを考案。SNS発信によって瞬く間に広がり、世界各国の美容師が人気メニューとして取り入れるなど一躍人気に。
Instagram:@yuto__ny
(文/外山武史 撮影/菊池麻美)